勉強中の音楽は集中できない!集中できる音楽の取り入れ方とは?

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勉強 音楽 資格勉強のコト

 

A.音楽を聴きながら勉強すると集中できるという人
B.音楽を聴きながら勉強すると集中できないという人

 

あなたはどちらですか?

私は、Bの音楽を聴きながら勉強すると集中できないという人でした。

しかし、学生のころ、私の友人はヘビーメタルのように激しい音楽を聴きながら勉強をすると集中できるといっていました。

人によるのでしょうか?

実は、状況によっては音楽があるほうが集中力が高まる場合があります。

今回は、音楽をどのように聴くと、集中力が高まって勉強に打ち込めるのかというお話をします。

 

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音楽を聴きながら勉強すると集中できない?!

音楽で勉強できない!

音楽を聴きながら勉強すると集中できない!という声はよく耳にしますし、音楽を聴きながらのほうが集中力が増すという話も聞きます。

どちらがよいのでしょうか?

まずは、音楽を聴きながら勉強できない理由を3つあげてみました。

①音楽に気を取られてしまう!
歌詞がある音楽や音楽のジャンルによって、勉強よりも音楽のほうが気になってしまう。
②時間が気になる!
60分くらいのYouTube作業曲などの音楽を聴いていると、音楽が途切れたときに「まだ、ここまでしか進んでいないのに60分たってしまった」など、勉強時間を気にしてしまう。
③暗記モノが頭に入ってこない!
勉強中の視覚と音楽を聴く聴覚と同時進行になるため、暗記しようとする意識が半減してしまう。

 

音楽を聴きながら勉強すると集中できない!

そんな人はこういった理由があるからだと考えられます。

さらに、音楽を聴きながらの勉強に慣れると、音楽がないと勉強に身が入らなくなってしまうこともあります。

どんな試験でも試験中は、音楽がない環境で行ないます。
音楽を聴きながら勉強する習慣がついてしまうと、肝心な試験に普段の実力が出せない可能性があります。

これらの理由から、音楽を聴きながら勉強すると、あまりいいことがないな~と思ってしまいますね。

それでは、音楽を聴きながら勉強すると集中力が高まるという人は、どんなふうに音楽を取り入れているのでしょうか?

 

集中力が高まる音楽の取り入れ方

イヤホン

勉強中に音楽を聴くときは、どんなふうに聴いていると思いますか?

私は、イヤホンをして好きな音楽を聴きながら勉強をするというイメージがあります。
ドラマのシーンとかで観たことがあるイメージですね。

集中力が高まる音楽の取り入れ方は、何も勉強している間だけではありません。

勉強に音楽を取り入れるときは、音楽を聴くタイミングと、勉強する科目で音楽の向き不向きがあります。

 

音楽を聴くタイミングとは?

音楽を聴くタイミング

勉強に音楽を取り入れるときは、どんなタイミングで取り入れるといいのでしょうか?

音楽を聴くおすすめのタイミングを「勉強前」「勉強中」「休憩中」の3パターンで紹介します。

【勉強前】
自分の好きな音楽を聴くことをおすすめします。
「今から勉強か~、やらなくてはならないけど、なんだかやる気が出ないな~」
そんな時に自分が好きな音楽を聴くことは、沈んだ気持ちをリセットさせ、気分を高揚させる効果があります
【勉強中】
落ち着いたクラシック音楽、静かなジャズなどをおすすめします。
クラシック音楽、ジャズなどは、リラックスや集中力に関わるアルファ波の発生を促す音楽なのです。
音楽のリラックス効果によって心地よく勉強に取り組めたり、記憶力を高める効果もあるので暗記する能力を高めたりします。
【休憩中】
「眠くなってきたな~」と思ったときは、自分の好きな音楽や明るい音楽を聴くと眠気覚ましになります。

 

また、「ちょっと疲れたな~」と思ったときは、クラッシックなどのアルファ波の発生を促す音楽を聴くと、リラックスできて気分転換にもなります。

このように、気持ちを切り替える手段として音楽を使うと、勉強の継続に役に立ちます。

 

 

勉強する科目による音楽の向き不向きとは?

勉強と音楽の相性

勉強する科目においても、音楽の向き不向きがあります。

実は、「理系」の科目と音楽の相性はいいですが、「文系」の科目と音楽の相性はいまいちなのです。

その理由を紹介します。

「理系」の科目と音楽の相性はいい理由

【理系・・・数学、化学、物理などの計算問題が多い科目】
計算問題や単調でリズミカルに答えが出せるような理系の要素が強い科目を勉強するときは、音楽を聴きながらテンポよくすると学習能力が高まります。
また、音楽を聴くことで周囲の話し声や雑音を遮断でき、勉強により集中できる環境をつくれます。これは音楽の「マスキング効果」といい、雑音をシャットアウトする環境を生み出すことができます。

 

「勉強に夢中になって気が付いたら音楽が終わっていた!」ということはありませんか?

音楽を聴きながら勉強することで、音楽以外の雑音をシャットアウトするだけでなく、聴いている音楽すら意識しなくなるくらいに集中力が高まる状態になります。

 

「文系」の科目と音楽の相性はいまいちな理由

【文系・・・国語、社会、英語などの暗記ものが多い科目】
「暗記ものが多い!」
「問題の文章を理解して答えを導き出さなくてはならない!」
このように、文系の要素が強い科目を勉強するときは、音楽を聴きながらの勉強はおすすめできません。勉強中の視覚音楽を聴く聴覚と同時進行になるため、暗記しようとする意識が半減してしまうのです。

 

先ほど、音楽を聴きながら勉強ができないという人の理由でもありましたね。

しかし、近年、アメリカの研究で、音楽を聴くことで「認知能力」が高まることが証明されました。

Mic」の記事によると次のようなことが書かれています。
※翻訳から一部抜粋しています。

スタンフォード大学の研究によると、音楽は学習能力を助けるだけでなく、リスナーの集中力を高めます。「コンサートの場面では、例えば、さまざまな人が放浪した音楽を聴いている」と同研究の上級著者であり、精神医学と行動科学の副学長であるVinod Menon氏はプレスリリースで語った。

リスナーが音楽の微妙な違いを拾うにつれて、メロディとその環境への注意が高まります。「音楽の動きの間のこれらの遷移は、このセグメンテーションプロセス中の脳内の活動の動的変化の様相を研究する理想的な設定を提供する」と神経科学研究科のDevarajan Sridharanはさらに説明した。 

スタンフォード大学の結果は、ダニエル・レビチンの共同執筆者である「カクテルパーティー問題」をどのように克服することができるのかを明らかにしているかもしれません。「多くの会話の混雑した部屋では、 “Johns Hopkins Universityによると、音楽は学習した情報を保持するのにも役立ちます。尊敬される大学では、肯定的な学習経験を生み出し、注意力を高めながら記憶を改善するために、教室環境に音楽を組み込むことを提案しています。 

Chris Boyd Brewer氏は、「音楽と学習の間に新しいコンセプトを学んだり学習する能動的な学習体験では、音楽は学習活動のサウンドトラックを創り出す」と同氏の著書「Music and Learning」では、その抜粋が大学のウェブサイト。「サウンドトラックは興味を増し、精神的、肉体的、感情的に情報を活性化する」音楽はまた、語彙や読み物をすばやく吸収する高度に集中した学習状態を作り出すことができる。

音楽体験を学習体験にさらに組み込むことで、集中と保持に役立ちます。元小学生は、ABCのようなものを覚えていた様々な歌と賛美歌を思い出す可能性があります。「The Wheels on the Bus」のような曲は、生徒が教室での記憶保持に取り組むことを可能にします。ユニークなラップやメロディーは、新しい、エキサイティングな方法で学んだ情報を記憶する方法を提供します。

新しいプログラムやコンセプトを習得しながら、ファイナルを詰め込んだり、新しいプレイリストを試したりするときに、クラシック音楽を演奏しているかどうかを問わず、次に勉強したい音楽を聞きます。それは、調和のとれた勉強のために作ることができます。

 

ここで、注目したいのが、「カクテルパーティー問題」という言葉です。

「カクテルパーティー問題」とは?
パーティー会場では、いろんな音楽や多くの人の会話が入り混じった環境になります。そんな中でも、友人との会話は聞き取ることができます。
騒音の中でも、自分が興味のある、または関係する内容だけ聞き取る能力が高まるのです。
それを、「カクテルパーティー問題(または、カクテルパーティー効果)」といいます。

 

「カクテルパーティー問題」でも証明されるように、多くの会話の混雑した状況での音楽は、 学習した情報を保持するのに役立ちます。

また、音楽を聴きながらの勉強は、語彙や読み物をすばやく吸収する高度に集中した学習状態を作り出すことができるとも研究ではいわれていますね。

 

音楽を聴きながらの勉強は、実はどんな勉強にも向いているのかもしれません。

 

 

資格試験勉強における音楽の取り入れ方

資格勉強での音楽の取り入れ方

音楽を聴きながらの勉強は、科目により向き不向きがある話をしましたね。

もしかしたら、どんな勉強においても音楽の取り入れ方一つで、良い効果が生まれるのかもしれません。

では、資格試験勉強においてはどうでしょうか?

私が時折取り入れている方法ではありますが、資格試験勉強における音楽の取り入れ方を紹介します。

ポイントは、資格試験形式です。 

答えがすぐに出せるような問題が多い資格試験形式】
例:
簿記3級
マイクロソフトオフィススペシャリスト

計算問題や単調でリズミカルに答えが出せるような理系の要素が強い科目には、音楽を聴きながらテンポよく勉強すると学習能力が高まりますよ!

おすすめ音楽:テンポの良い音楽や自分のテンションが上がる音楽

 

暗記物が多い、文章を熟読しないと答えが導き出せない資格試験形式】
例:
簿記2級、1級
宅建士
暗記ものが多い、文章を熟読しないと答えが導き出せないような文系の要素が強い科目には、語彙や読み物をすばやく吸収する、高度に集中した学習状態を作り出すことができる音楽がおすすめです。

おすすめ音楽:クラシック音楽や周りの騒音をかき消せる自分の好きな音楽

 

受けたい資格の資格試験形式によって、効果的な音楽の取り入れ方をしてみるのも面白いですね。

 

 

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まとめ

音楽を勉強に取り入れる

ここまで、音楽をどのように聴くと、集中力が高まって勉強に打ち込めるのかというお話をしてきました。

まとめていきますね!

音楽を聴きながら勉強できない3つの理由

①音楽に気を取られてしまう!
②時間が気になる!
③暗記モノが頭に入ってこない!
 
音楽を聴くタイミング

【勉強前】
自分が好きな音楽を聴くことは、落ち込んだ気持ちをリセットさせ、気分を高揚させる効果があります。

【勉強中】
リラックスや集中力に関わるアルファ波の発生を促す音楽は、音楽のリラックス効果によって心地よく勉強に取り組めたり、記憶力を高める効果もあるので暗記する能力を高めたりします。

【休憩中】
眠気覚ましには、自分の好きな音楽や明るい音楽を聴きます。
疲労回復には、クラシックなどアルファ波の発生を促す音楽を聴きます。

 
勉強する科目による音楽の向き不向き

【理系】
音楽は向いています。

【文系】

音楽は向いていません。

アメリカの最近の研究によると、音楽を聴きながらの勉強は、語彙や読み物をすばやく吸収する、高度に集中した学習状態を作り出すことができるといわれていますので、一概に言えないかもしれませんね。

 

資格試験勉強における音楽の取り入れ方

【理系】の要素がある資格試験
答えがすぐに出せるような問題が多い資格試験形式
テンポの良い音楽や自分のテンションが上がる音楽

【文系】の要素がある資格試験
暗記物が多い、文章を熟読しないと答えが導き出せない資格試験形式
クラシック音楽や周りの騒音をかき消せる自分の好きな音楽

 

勉強中の音楽は、必ずしも勉強に集中できないわけではありません。

私の友人のように、大好きなヘビーメタルの曲を聴きながら勉強に集中でき、大学受験に向けて自分の気持ちを高めていける人もいます。

 

人は、無音の中で暮らしているわけではありません。

何らかの音の中で、時には気が散ってしまったり、集中して一つのことに打ち込めたりしています。

音楽を聴きながら勉強すると集中できないという人は、目的を持って適度に音楽を取り入れてみてはどうでしょうか?

音楽の取り入れ方によってリラックス効果が得れますし、さらに集中力を高めることができますよ。

音楽は、勉強効率を上げる1つの手段なのかもしれませんね。

 

しかしながら、「勉強効率をあげる音楽」を見つけたとしても、社会人が資格勉強で集中力を持続させるのは思った以上に難しい場合があります。

社会人の資格勉強は仕事が終わった後や、朝早く起きて出勤前にするなど、限られた時間になるからです。

その限られた時間でさらに集中力を高めるためには、サプリメントで疲れによる集中力低下を防ぐことも効果的です。

 

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