「簿記2級に挑戦したいけれど、本当に独学で合格できるのかな」「子育てや家事をしながら勉強時間なんて確保できない」そのような不安を感じている35歳前後の主婦の方は多いのではないでしょうか。
実は、私も同じでした。簿記3級に合格した勢いで簿記2級に挑戦したものの、最初の試験は不合格。特に工業簿記が難しく、「やっぱり自分には無理かも」と何度も落ち込みました。しかし、勉強方法や考え方を見直したことで、2回目の試験で合格することができたのです。
本記事では、35歳主婦だった私が簿記2級独学合格を引き寄せた習慣や、限られた時間でも勉強を続けられたコツをお伝えします。これから挑戦する方の不安が少しでも軽くなれば幸いです。
簿記2級に挑戦した理由|35歳主婦だった私の不安
35歳になる頃、私は「このままで本当に大丈夫なのだろうか」と強い不安を感じるようになりました。子育て中だった私は、まとまった仕事経験も資格もなく、再就職への自信を持てなかったのです。
ここでは、そんな私がなぜ簿記2級に挑戦しようと思ったのか、その理由についてお話しします。
再就職したくても資格がなかった
私は35歳になる年、再就職に対して強い不安を感じていました。子育てのため専業主婦をしていましたが、「子どもが大きくなったら働かなければ」とずっと考えていたからです。
しかし、私の職歴は子供服販売員のみ。さらに数年間のブランクもありました。そのため、求人を見て「未経験歓迎」と書かれていても、本当に採用されるのだろうかと不安だったのです。
特に事務職は人気が高く、パソコンスキルや資格が求められる求人も多くありました。「何か武器になるものが必要だ」と感じた私は、資格取得を真剣に考えるようになりました。その中で出会ったのが簿記です。
「このままで大丈夫?」という将来不安があった
35歳になると、将来について現実的に考えることが増えました。住宅ローンや教育費、これから先の生活費など、お金に対する不安が大きくなっていったのです。
当時の私は専業主婦でしたが、「もし主人に何かあったら?」「自分も長く働けるようにしておかないと危ないかもしれない」と考えるようになりました。
一方で、特別な資格もスキルもない自分に焦りも感じていました。このまま年齢だけ重ねてしまったら、再就職はもっと難しくなるかもしれない。そう思ったとき、「今のうちに何か行動しなければ」と強く感じたのです。
簿記は、年齢に関係なく活かしやすい資格だと知り、挑戦してみたいと思うようになりました。
事務職に就くため簿記2級を目指した
私は再就職するなら、土日休みで家庭と両立しやすい事務職に就きたいと考えていました。その中でも興味を持ったのが、税理士事務所や経理の仕事です。
ただ、求人を見ると「簿記2級以上歓迎」「経理経験者優遇」と書かれていることが多く、「まずは簿記を取らなければスタートラインにも立てない」と感じました。
そこで、まず簿記3級を勉強し、2か月ほどで合格。そのままの勢いで簿記2級にも挑戦しました。しかし、実際に勉強を始めると工業簿記が非常に難しく、思うように理解できませんでした。
それでも、「ここで諦めたくない」「将来のために変わりたい」という思いがあり、独学で勉強を続けることを決意したのです。
簿記2級は想像以上に難しかった
簿記3級に合格した私は、「このまま頑張れば簿記2級もいけるかもしれない」と思っていました。しかし、実際に勉強を始めると、想像していた以上に難しく、何度も心が折れそうになったのです。
ここでは、35歳主婦だった私が簿記2級の勉強で感じた壁についてお話しします。
簿記3級とのレベル差に驚いた
簿記3級に合格した直後は、「そのままの勢いで簿記2級も受かるだろう」と考えていました。しかし、実際はまったく違いました。
簿記3級は基本的な仕訳や帳簿の流れを学ぶ内容が中心でしたが、簿記2級になると一気に範囲が広がります。問題も複雑になり、「なんとなく理解した」だけでは解けません。
特に、連結会計や工業簿記など、初めて見る内容が増え、「これは本当に独学でできるのだろうか」と不安になることもありました。
簿記3級の感覚で勉強を進めてしまうと、思った以上に苦戦しやすい資格だと実感しました。
工業簿記がまったく理解できなかった
私が最も苦戦したのは、工業簿記です。
商業簿記は、販売員時代の経験もあり、売上や仕入など比較的イメージしやすかったのですが、工業簿記はまったく別世界でした。
「材料費」「加工費」「原価計算」など、製造業の流れを前提にした内容が多く、「なぜこうなるの?」と理解できないことばかりだったのです。
当時の私は、「工場で働いた経験がないから分からなくて当然」と、どこかでできない理由を探していました。しかし、実際には未経験でも合格している人はたくさんいます。
今思えば、「苦手だから避ける」のではなく、「苦手だからこそ向き合う」ことが必要だったと感じています。
子育てしながら勉強時間を確保するのが大変だった
当時の私は専業主婦で、子どもはまだ小さく、まとまった勉強時間を取ることができませんでした。
朝は家族より早く起きて1〜2時間勉強し、日中は子どもがお昼寝している間や、家事の合間のスキマ時間を使って勉強していました。
しかし、予定通りにいかない日も多く、子どもが体調を崩したり、家の用事が入ったりすると、その日はほとんど勉強できません。
「学生のように何時間も勉強できたら」と思うこともありましたが、現実は限られた時間の中でやるしかありませんでした。そのため、短い時間でも集中することがとても重要だったのです。
独学では「分からない」がすぐ解決できなかった
簿記2級を独学で勉強していて大変だったのは、「分からない問題をすぐ解決できないこと」でした。
特に工業簿記は、一つ理解できない部分があると、その後の内容も分からなくなってしまいます。しかし、独学では質問できる相手がいないため、自分で調べ続けるしかありません。
ネット検索や解説動画を見ても、余計に混乱してしまうこともありました。
また、「本当にこの理解で合っているのかな?」という不安も常にありました。独学は自由に勉強できる反面、間違った理解のまま進めてしまうリスクもあると感じました。
だからこそ、問題演習を繰り返しながら、少しずつ理解を深めていくしかなかったのです。
思うように点数が伸びず焦った
簿記2級の勉強では、「頑張っているのに点数が伸びない」という時期が長く続きました。
テキストや問題集を何度も繰り返しているのに、過去問になると時間内に終わらない。ケアレスミスも多く、「本当に合格できるのかな」と焦るようになりました。
特に初回の6月試験前は、「まだ勉強が足りていない」という感覚が強く、自分でも合格できるイメージを持てませんでした。
それでも、「ここで諦めたら今までの努力が無駄になる」と思い、勉強を続けました。
簿記2級は、すぐ結果が出る資格ではありません。しかし、理解できなかったことが少しずつつながる瞬間もあります。だからこそ、途中で諦めずに続けることが大切なのだと思います。

簿記2級不合格!その後に考えたこと
はじめて簿記2級を受けた6月試験は、不合格でした。
実は試験を受ける前から、「今回は厳しいかもしれない」と感じていました。特に工業簿記が思うように理解できず、過去問でも時間内に解き切れなかったからです。
それでも、実際に不合格という結果を見るとかなり落ち込みました。しかし、その経験があったからこそ、勉強方法や考え方を見直すきっかけにもなったのです。
「やっぱり自分には無理かも」と落ち込んだ
簿記2級に不合格だったとき、最初に思ったのは「やっぱり無理だったか」という気持ちでした。
勉強時間が足りなかったことも分かっていましたし、試験前から合格できるイメージを持てていなかったのです。
特に工業簿記は最後まで苦手意識が消えず、「販売の仕事しかしてこなかった自分には難しいのかもしれない」と感じていました。
また、子育てをしながらの勉強は想像以上に大変で、「もっと時間が取れる人じゃないと受からないのでは?」と考えてしまったこともあります。
一生懸命勉強してきたつもりだったからこそ、不合格という結果はかなりショックでした。
勉強方法そのものを見直す必要があると思った
不合格になったあと、私は「勉強時間が足りなかった」だけではなく、「勉強の仕方そのもの」に問題があったのではないかと考えるようになりました。
当時は、「理解できてから次へ進もう」としていたため、一つの問題で長時間止まってしまうことが多かったのです。
また、工業簿記を「苦手だから後回し」にしてしまい、結果的に試験直前まで不安を抱えたままになっていました。
さらに、「自分には向いていないかも」「経験がないから難しいのは仕方ない」と、できない理由を探していた部分もあったと思います。
そこで私は、「今までと同じ考え方ではダメだ」と感じ、勉強方法だけでなく、気持ちの持ち方も変えようと思いました。
諦めたら何も変わらないと感じた
不合格直後はかなり落ち込みましたが、時間が経つにつれて、「ここで諦めたら何も変わらない」と思うようになりました。
もし簿記2級を諦めたら、再就職への不安も、自分に自信が持てない気持ちも、そのまま残ってしまいます。
実際、世の中には未経験から簿記2級に合格している人がたくさんいます。学生でも、主婦でも、働きながら勉強している人でも合格しているのです。
そう考えたとき、「自分だけが特別できないわけではない」と思えるようになりました。
そして、「次は絶対に合格したい」「合格している自分をイメージしながら頑張ろう」と考え方を切り替え、11月試験に向けてもう一度挑戦することを決めたのです。
35歳主婦でも合格を引き寄せた5の習慣
簿記2級に再挑戦すると決めた私は、「今までと同じ勉強のやり方ではまた不合格になる」と感じていました。そこで、勉強時間だけではなく、毎日の習慣や考え方そのものを変えることにしたのです。
ここでは、35歳主婦だった私が簿記2級合格のために続けた5つの習慣をご紹介します。
毎日少しでも簿記に触れることを最優先にした
簿記2級の勉強で私が最も意識していたのは、「毎日少しでも簿記に触れること」でした。
子育て中は、予定通りに勉強できない日もあります。まとまった時間を取ろうとすると、「今日は無理だった」で終わってしまうことも多いのです。
そこで私は、「10分でもいいから毎日続ける」ことを優先しました。
問題を1問だけ解く日もあれば、仕訳を見直すだけの日もあります。それでも毎日簿記に触れていると、勉強から気持ちが離れにくくなりました。
逆に、数日空いてしまうと、やる気も集中力も落ちてしまいます。
簿記2級は短期集中よりも、「毎日続ける力」がとても大切だと感じました。
完璧主義をやめて「まず解く」を意識した
不合格になる前の私は、「しっかり理解してから次へ進まなければ」と考えていました。
しかし簿記2級は範囲が広く、すべてを完璧に理解しようとすると、なかなか前に進めません。特に工業簿記では、一つの問題に何時間も悩んでしまうこともありました。
そこで再挑戦のときは、「まず問題を解く」ことを優先するようにしました。
最初は分からなくても、問題を繰り返していくうちに、少しずつ理解できることが増えていきます。
簿記2級は、「理解してから解く」のではなく、「解きながら理解する」部分も大きい資格です。
完璧を目指しすぎず、まず手を動かすことが大切だと実感しました。
勉強できない日を作らないようにした
当時の私は、家事・育児・親との同居などで毎日忙しく、自由に使える時間はほとんどありませんでした。
だからこそ、「今日は疲れたからやめよう」を繰り返してしまうと、勉強習慣そのものが崩れてしまうと思ったのです。
もちろん、何時間も勉強できない日もありました。それでも、「テキストを5分読む」「仕訳を1つ確認する」など、完全にゼロの日を作らないように意識していました。
勉強は、一度止まると再開するまでに大きなエネルギーが必要になります。
逆に、短時間でも毎日続けていると、「勉強するのが当たり前」の状態になっていきます。
忙しい主婦だからこそ、習慣化がとても大切だと感じました。
朝時間を活用して勉強した
私が最も集中できたのは、家族が起きる前の朝時間でした。
子どもが起きてしまうと、どうしても勉強は中断されます。昼間も家事や用事があり、まとまった時間を取るのは難しい状態でした。
そのため、私は朝1〜2時間早く起きて勉強するようにしていました。
朝は頭もスッキリしており、静かな環境で集中できます。特に過去問や工業簿記など、集中力が必要な内容は朝に行うことが多かったです。
最初は早起きがつらかったものの、「この時間だけは自分の未来のための時間」と考えるようにすると、少しずつ習慣になっていきました。
限られた時間しかない人ほど、朝時間は大きな武器になると思います。
スキマ時間を積み上げる勉強法に変えた
簿記2級の勉強では、「まとまった時間がないから勉強できない」と考えないようにしました。
実際には、5分・10分のスキマ時間は意外とたくさんあります。
子どものお昼寝中、料理の合間、買い物前の少しの時間など、短い時間を積み重ねることで勉強時間を確保していました。
例えば、短時間で仕訳問題を解いたり、苦手な論点を見直したりするだけでも、知識の定着につながります。
また、普段から「簿記2級に合格した自分」をイメージすることで、勉強への意識が切れにくくなりました。
まとまった時間が取れない主婦だからこそ、「短時間をどう活かすか」が合格への大きなポイントだったと思います。
限られた時間でも効率よく勉強するコツ
35歳主婦だった私には、自由に使える勉強時間がほとんどありませんでした。そのため、「長時間勉強する」よりも、「限られた時間でどう効率よく学ぶか」を強く意識していました。
ここでは、私自身が実践していた「忙しい主婦でも勉強を続けやすくするコツ」をご紹介します。
教材を増やしすぎなかった
簿記2級の勉強を始めると、「この教材も良さそう」「こっちの問題集も必要かも」と不安になり、次々と教材を買いたくなります。
しかし、私は途中から「教材を増やしすぎないこと」が大切だと気づきました。
実際、教材が増えるほど、「どれも中途半端」になりやすいからです。新しい教材を買うたびに最初からやり直しになり、結果的に理解が浅くなってしまうこともあります。
そのため、私は基本テキストと問題集を決めたら、それを何度も繰り返すようにしました。
簿記2級は、広く浅くよりも、「同じ問題を繰り返して定着させる」ことの方が重要だと感じました。
問題集中心でアウトプットを重視した
不合格になる前の私は、テキストを読む時間が長く、「理解したつもり」で終わっていることが多くありました。
しかし、簿記2級は実際に問題を解けなければ点数になりません。
そこで再挑戦のときは、問題集を中心に勉強するようにしました。分からない部分があったらテキストに戻る、という流れに変えたのです。
最初は解けなくても、繰り返し問題を解いていくと、仕訳や計算のパターンが少しずつ身についていきます。
また、問題を解くことで、自分の苦手分野もはっきり見えるようになります。
簿記2級は、「読む勉強」よりも、「手を動かす勉強」がとても大切だと実感しました。
苦手な工業簿記を後回しにしなかった
私は工業簿記が苦手だったため、最初は「あとでやろう」と避けてしまっていました。
しかし、苦手なまま放置すると、試験直前まで不安が残ります。そして、余計に苦手意識が強くなってしまうのです。
そこで再挑戦のときは、工業簿記から逃げないように意識しました。
もちろん最初は全然分かりません。それでも、毎日少しずつ問題を解き、「とにかく慣れる」ことを優先しました。
工業簿記は、一度流れを理解すると点数が安定しやすい科目でもあります。
だからこそ、「苦手だから後回し」ではなく、「苦手だからこそ毎日触れる」ことが大切だと思いました。
過去問で時間配分を身につけた
簿記2級は、知識だけではなく「時間内に解き切る力」も必要です。
私は最初の試験前、過去問を解いたときにまったく時間が足りませんでした。その時点で、「これは危ないかもしれない」と感じていたのです。
そこでリベンジ時は、過去問演習を重視するようにしました。
特に意識したのは、「本番と同じ時間で解くこと」です。
最初は途中で止まってしまったり、時間オーバーになることもありました。しかし、繰り返すうちに「どこに時間をかけるべきか」が分かるようになりました。
簿記2級は、実力があっても時間配分に失敗すると不合格になることがあります。だからこそ、過去問演習は非常に重要だと感じました。
独学が厳しい人は通信講座も選択肢
私は独学で簿記2級に合格しましたが、正直、かなり大変でした。
特に、「分からない問題を質問できない」「勉強スケジュールを自分で管理しなければならない」という点は、独学の大きな難しさだと思います。
そのため、もし「一人だと続かない」「何から勉強すればいいか分からない」という方は、通信講座を利用するのも一つの方法です。
最近は、スマホ学習に対応した講座や、忙しい社会人向けの講座も増えています。
独学にこだわりすぎて挫折してしまうより、自分に合った方法を選ぶ方が結果的に合格への近道になることもあります。
大切なのは、「自分が続けやすい方法」で勉強を継続することだと思います。
まとめ|簿記2級独学合格は「才能」より続け方が大切
簿記2級は、決して簡単に合格できる資格ではありません。実際、私も最初の試験では不合格でしたし、工業簿記にはかなり苦戦しました。
35歳主婦だった当時は、子育てや家事があり、自由に使える勉強時間もほとんどありませんでした。それでも、毎日少しずつ勉強を続け、「合格している自分」をイメージしながら取り組んだことで、2回目の試験で合格することができました。
簿記2級の勉強では、「才能があるか」よりも、「限られた時間の中でどう続けるか」の方が大切だと感じています。
まとまった時間が取れなくても、朝時間やスキマ時間を積み重ねることで、少しずつ前に進めます。また、完璧を求めすぎず、「まず問題を解く」という姿勢も大切です。
簿記2級は年々難しくなっています。しかし、忙しい主婦や社会人でも、正しい方法で継続すれば十分合格を目指せる資格です。
「もう年齢的に遅いかも」「自分には無理かもしれない」と感じている方もいるかもしれません。それでも、小さな一歩を積み重ねていけば、未来は少しずつ変わっていきます。
これから簿記2級に挑戦する方の参考になれば幸いです。

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