宅建の受験日は10月の第3日曜日と例年そうなっていますが、実は10月12月で振り分けられた年があるとご存じですか?
実は、2020年度と2021年度は感染症対策の影響で、年に2回受験が行われました。
この記事では、宅建試験が10月12月に振り分けられた理由をお伝えします。
今後も在り得ることかもしれないので、知っておきましょう!
宅建10月12月振り分けは感染症対策によるもの?
宅地建物取引士資格試験は、例年、大学・高等学校・会議場等の施設を試験会場としてお借りして実施しております。
私も県内の大学で受験しました。
しかし、2020年度と2021年度は感染症対策の影響で、例年どおり試験会場を借り上げることが困難となっており、試験地(都道府県)によっては、試験会場が不足する事態になりました。
そのため、7月末の受験の申込みを締め切った時点で受験申込者全員分の試験会場を確保ができない都道府県において、年に2回受験が行われました。
宅建10月12月に振り分けした試験会場は?
2020年度と2021年度の宅建試験は、新型コロナウイルス感染症の影響により、試験会場の確保が困難な状況にあったことから、下記の都道府県において、10月と12月に分割して実施されました。
岩手県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、岐阜県、京都府、大阪府、奈良県、福岡県
北海道、埼玉県、千葉県、東京都、滋賀県、大阪府、広島県、沖縄県
宅建10月12月振り分けは自分で決められない?
宅建10月12月の振り分けは自分で決められません。
都道府県ごとに、基本的に、試験区分(一般受験者又は登録講習修了者)ごとの先着順になり、10月12月は無作為に振り分けられます。
12月に振り分けられた受験者には、8月下旬に試験会場通知ではなく12月試験の通知が送られ、試験会場の確定通知は後日になります。
宅建10月12月に振り分けられたせいで受験できない人も!
実は、宅建10月12月に振り分けられたせいで受験できない人もいました。
というのも、10月12月に指定された試験日を変更することはできません。
理由は12月試験を行う都道府県においては、受験申込者を10月試験と12月試験に振り分けた後、それぞれの試験について受験者の受験番号を設定し、受験票や解答用紙を作成する等の準備をしているため、試験日の変更に対応することは事務的に困難だからです。
従って、12月の試験となり、都合がつかない場合は、受験手数料を返還してもらえました。
宅建10月12月の試験問題は違うの?
宅建10月12月の試験問題は違います。
試験問題が同じだと大問題ですよね!
となると気になるのが、合格ラインなのですが、そこは試験問題が異なっても10月と12月で実質的に合格ラインを同レベルとなるように設定していました。
まとめ|今後も宅建10月12月に振り分けはある?
ここまで、2020年と2021年に行われていた10月12月試験振り分けですが、今後も行われることはあるのでしょうか?
答えは、今後も宅建10月12月に振り分けの可能性があります!
というか、今後、感染症対策などの不測の事態に陥ることがあれば、宅建10月12月に振り分けはあるかもしれないですね。
そのため、試験に関するお知らせなどが掲載されている一般財団法人不動産適正取引推進機構や各都道府県の協力機関のホームページは、随時チェックするようにしてくださいね。
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