藤井聡太四段の29連勝の快進撃はすごかったですね!
将棋界は一気に盛り上がり、将棋のプロを目指す子供たちも増えてきています。
14歳最年少プロ棋士として将棋界に大きな貢献をしている藤井聡太四段ですが、今年の年収はどのくらいになるか、個人的に気になってしまいます。
というのも、所得税法では年齢関係なく、所得税法に該当する所得があったら納税しなくてはなりません。
有名子役どころか赤ちゃんであってもです。
対局料はどんな所得になるのか?
気になる藤井聡太四段の収入にまつわる話を簡単にしますね!
藤井聡太四段の収入は?
藤井聡太四段の収入は気になるところですが、将棋界は毎年、『獲得賞金・対局料ベスト10』を発表されてます。
2016年度獲得した賞金・対局料ランキングと将棋界での収入源のことが、書かれている記事(マネーポストWEB)をご覧ください。
2016年度獲得した賞金・対局料ランキング
順位 |
氏名 |
獲得賞金・対局料 |
1 |
羽生善治(三冠) |
9,150万円 |
2 |
渡辺明(竜王) |
7,390万円 |
3 |
佐藤天彦(名人) |
5,722万円 |
4 |
糸谷哲郎(八段) |
3,543万円 |
5 |
山崎隆之(八段) |
3,206万円 |
6 |
郷田真隆(王将) |
3,185万円 |
7 |
豊島将之(七段) |
2,492万円 |
8 |
丸山忠久(九段) |
2,210万円 |
9 |
三浦弘行(九段) |
1,997万円 |
10 |
深浦康市(九段) |
1,849万円 |
将棋界は毎年、『獲得賞金・対局料ベスト10』を発表しますが、2016年の1位は羽生善治三冠で9150万円。10位になると1849万円です。まずはこれを多いと見るか、少ないと見るかでしょう。現在プロ棋士は約160人いますが、1000万円を超えるのは恐らく1割程度。“下の方”の棋士の年収は300万~400万円程度です」
世間での話題度を考えると、思ったより少ないようにも思われるが、勝てば勝つだけ収入が増えるというシステムはシンプルで、モチベーションも保ちやすそうだ。しかもバイト的な副収入もあるという。
「将棋連盟は、いわゆる“営業”のような仕事も行っています。具体的には、企業や個人に稽古をつけたり、詰将棋を作ったり、将棋大会に出向いたりといったことです。稽古については料金がHPで明らかにされており、『四段 月1回 3時間以内』で3万7800円。こういった副収入の道も確保されています」
引用:マネーポストWEB
将棋界での主な収入源はこの4つです。
・講演会
・将棋教室やイベントでの指導料
・将棋連盟から支給される基本給
今年の藤井聡太四段の年収は1000万円を超えるとも言われています。
14歳で1000万円・・・
確定申告はどうなるのでしょうか?
藤井聡太四段は、個人事業主になります。
一般人が賞金を獲得すれば、一時所得になります。それは営利を目的にしていないからです。
しかし、藤井聡太四段はプロ棋士なので、将棋によるすべての所得は事業所得になります。
ということは、藤井聡太四段は、個人事業主として開業届や、青色申告の申請書などを出すことになるんですね。
そして、2年後には消費税の課税事業者となり、所得税の申告とともに消費税の申告も必要になるってことでしょうか?!
平成31年10月から、消費税率が10%になりますから、納税も大変です。
藤井聡太四段は、親の扶養家族から外れます。
現在、16歳以上のお子さんの合計所得金額が38万円以下ならば、親の扶養控除対象者に該当します。
16歳未満のお子さんは、所得税法では扶養控除対象者になれません。
児童手当が支給されているためです。
藤井聡太四段は14歳なので、もとより親の所得税の扶養控除対象者から外れています。
さらに健康保険も親の扶養から外れます。
年収が130万円を超えるので、藤井聡太四段は自分で国民健康保険に加入することになります。
藤井聡太四段の深夜に及ぶ対局は深夜労働?
藤井聡太四段の対局は深夜に及ぶこともあります。
労働基準法では、午後10時から午前5時の深夜労働については原則、「満18歳に満たない者を使用してはならない」と定められています。
そもそも「満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまで」は、原則、労働させてはならないことになっています。
「えっ、藤井聡太四段は14歳だから、原則、深夜労働できないどころか、労働もできないの?」
いえいえ、そうではありません。
藤井聡太四段は、個人事業主ですから。
労働基準法が適用されるのは「労働者」です。
個人事業主になる藤井聡太四段は関係ないんですね。
そうはいっても学業に支障来さないように周りから配慮はされていることでしょう。
まとめ
将棋界での主な収入源はこの4つです。
・講演会
・将棋教室やイベントでの指導料
・将棋連盟から支給される基本給
今年の藤井聡太四段の年収は1000万円を超えるとも言われています。
藤井聡太四段は、14歳にして個人事業主になり、親の扶養家族から外れ、国民健康保険に加入になります。
さらに、労働基準法が適用される「労働者」ではないので、藤井聡太四段が深夜に及ぶ対局があったとしても「深夜労働」になりません。
このご時世、いろんな働き方があります。
そういったことを考えると、小学生のころから租税教育って必要ですよね。
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