簿記3級試験には、とにかくいい電卓が必要かな?と思っていませんか?
しかし、初心者の方にとって、どの電卓を選べばいいのか、どの機能が本当に必要なのか、わからないことも多いでしょう。
本記事では、簿記3級試験において安くておすすめな電卓の選び方から、試験会場での持ち込みNGな電卓について簡単に解説します。
簿記3級の電卓選びをサクッとして、簿記3級合格に向けた勉強をしっかりしていきましょう!
簿記3級に使う電卓のおすすめ!安い電卓7選
簿記3級試験に適切な電卓の選択は非常に重要です。
しかし、初心者の方にとってどの電卓を選べばいいのか分からないこともあるでしょう。
そこで、1,000円前後と安くて性能の良い電卓を7つご紹介します。
①カシオ カラフル電卓 レイクブルー 12桁 ミニジャストタイプ MW-C20C-BU-N
最初におすすめするのは、カシオ カラフル電卓 レイクブルー 12桁 ミニジャストタイプ MW-C20C-BU-Nです。価格も手ごろで、初心者にピッタリです。
②カシオ カラフル電卓 ライムグリーン 10桁 手帳タイプ SL-300C-YG-N
カシオのSL-300C-YG-Nもおすすめです。毎日がもっとワクワクする、ポップでキュートなラウンドフォルムで、携帯性抜群の手帳タイプ電卓です。また、コンパクトなサイズなので持ち運びにも便利です。
③無印良品 電卓 12桁(KK-1154MS) 37355538
無印良品 電卓 12桁(KK-1154MS) 37355538は、シンプルなデザインで、滑り止めもついている普通電卓です。12桁表示されるので、簿記3級試験に使いやすいタイプです。
④シャープ カラーデザイン電卓 10桁表示 ホワイト系 EL-M335-WX
シャープ カラーデザイン電卓 10桁表示 ホワイト系 EL-M335-WXは、バッテリー式, ソーラー式の普通電卓です。キー配列がカラーになっていて見やすいタイプです。
⑤カシオ 卓上電卓 12桁デスクタイプ DH-120L-N
カシオ 卓上電卓 12桁デスクタイプ DH-120L-Nは、デスクトップタイプなので数字が見やすいです。操作もシンプルで、初心者にも扱いやすいです。
⑥シャープ 電卓 手帳タイプ 鏡面アルミパネル採用 ブルー系 EL-VW31-AX
シャープ 電卓 手帳タイプ 鏡面アルミパネル採用 ブルー系 EL-VW31-AXは、加減乗除・定数計算・メモリー計算・パーセント計算・べき乗計算・逆数計算・税計算と簿記の計算に必要な機能を備えた電卓です。
⑦シャープ 手帳タイプ電卓 ブラック系 EL-WA21X
最後に紹介するのは、シャープ 手帳タイプ電卓ブラック系 EL-WA21Xです。基本的な計算に特化した電卓で、シンプルながら信頼性の高い製品です。
これらの電卓は、簿記3級試験の準備に役立つだけでなく、初心者にも取り扱いやすいものばかりです。予算や必要な機能に合わせて、最適な電卓を選んでみてください。
簿記3級に使う電卓の選び方
簿記3級を受けるなら、試験に対応した電卓を選ぶことが大切です。ただの計算機ではなく、「簿記に適した機能」があるかどうかがポイントになります。ここでは、電卓を選ぶときにチェックしておきたい3つのポイントをご紹介します。
②便利機能
③使いやすさ
順に説明しますね!
①キー配列
まず、電卓のキー配列は、計算の効率性に直結します。
初心者にとっては、シンプルなキー配置が取り扱いやすいでしょう。
取り扱いしやすいキー配列とは、数字を入力するためのキーは大きくて見やすいことであったり、四則演算キーといって、足し算、引き算、掛け算、割り算のキーは直感的に使える配置であることであったりすることがよいでしょう。
「0」「00」の位置も打ちやすい位置にあると、計算速度も上がります。
②便利機能
次に、電卓の便利機能は、簿記の計算を効率化するのに役立ちます。
例えば、税金関連の計算をサポートする税率計算機能があると便利です。
さらにメモリー機能といって、複雑な計算を一時的に保存できるメモリー機能があると、計算の手間を減らせます。
とはいえ、簿記3級の試験ではどちらもあまり使うことはないかもしれません。今後、簿記2級、簿記1級とさらに上を目指すなら、便利機能を兼ね備えた電卓が好ましいでしょう。
③使いやすさ
最後に、電卓の使いやすさは非常に重要です。
特に初心者にとって、直感的に操作できる電卓が選択肢の中で良い選択肢です。
例えば、数字が見やすい大きなディスプレイがあると、計算結果が一目で確認できます。
さらに、キーを押したときの反応が適切で、誤操作が少ない電卓が使いやすいです。たまに反応が悪い電卓があるので、実際にお店で試しに押してみるとか、自分の手で持ってみて持ち運びやすそうとかしてみると良いでしょう。
簿記3級試験での便利な機能
簿記3級の試験では、スピーディーかつ正確な計算が求められます。そのため、ただ数字が打てれば良いというわけではなく、「簿記向きの便利な機能」が搭載された電卓を選ぶことで、作業効率がグッと上がります。
ここでは、特に役立つ5つの機能をご紹介します。
①小数点表示
簿記では金額の端数処理が頻繁に発生します。
電卓に「小数点以下の桁数を設定できる機能」があると、計算結果を自動で四捨五入・切り捨て・切り上げしてくれるため、手間が省けます。「F(フル)」「0」「2」など、桁数を指定できるモードがあると便利です。
試験では円単位で処理されることが多いため、整数表示(0桁)に設定できるタイプが安心です。
②メモリー機能
メモリー機能(M+、M-、MRなど)は、複数の数値を一時的に記録しておき、合計や差し引きをスムーズに行える機能です。
たとえば、複数の費用項目を順番に足し合わせたいときに便利で、計算途中でもミスが減ります。
「MR(メモリーリコール)」で記録した値を呼び出せるのも試験中に役立ちます。
③税率計算
試験では消費税の計算が必要になる場合があります。
そんなときに便利なのが、あらかじめ設定された税率(たとえば10%)で、自動的に「税込金額」「税抜金額」を計算してくれる機能です。
「税込」「税抜」キーがあると、いちいち自分で×1.1や÷1.1を入力する必要がなくなり、時短にもなります。
④通貨換算
あまり知られていないかもしれませんが、国際取引に関する仕訳問題が出る可能性もあります。
通貨換算機能がついていると、例えば「1ドル=150円」で換算するような計算が簡単にできます。
ただし、簿記3級ではそこまで多くは求められませんが、今後2級や実務でも使う可能性がある方にはおすすめの機能です。
⑤バックスペース
入力ミスをしたときに、一文字ずつ削除できる「バックスペース(←)」キーは、特に初心者にはありがたい機能です。
最初から打ち直さなくてもいいので、操作のストレスが減り、落ち着いて問題に取り組むことができます。
地味ですが、あるとないとでは使い勝手に差が出ます。
私がよく使ったのは「バックスペース」機能くらいでしょうか・・・ちょっと数字を打ち間違えた時に全部入れなおさなくてもこの機能を使えばすぐに直せるので、めちゃ便利です!
簿記3級試験会場に持ち込みNGな電卓は?
簿記3級の試験では、すべての電卓が使用できるわけではありません。計算以外の機能を持つ電卓は「不正防止」の観点から持ち込みが禁止されています。
誤ってNGな電卓を持ち込んでしまうと、試験当日に使用できず大きなトラブルにつながるため、事前にしっかりチェックしておきましょう。
簿記の商工会議所の検定試験(https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class3/exam)のサイトには次のように書かれています。
計算器具(そろばん、電卓。どちらかを1つ)を使用しても構いません。ただし、電卓は、計算機能(四則演算)のみのものに限り、例えば、以下の機能があるものは持ち込みできません。
・印刷(出力)機能
・メロディー(音の出る)機能
・プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)
・辞書機能(文字入力を含む)
(注)ただし、次のような機能は、プログラム機能に該当しないものとして、試験会場での使用を可とします。日数計算、時間計算、換算、税計算、検算 (音の出ないものに限る)
簡単にみていきましょう。
①印刷(出力)機能
計算結果を紙に印刷する「プリント機能」がついた電卓は、試験会場への持ち込みが禁止されています。
これは、他の受験者への音の影響や、不正行為に利用されるリスクを防ぐためです。
見た目が一般的な電卓でも、印刷用のスリットやロール紙が付いているタイプは使用不可となるので要注意です。
②メロディー(音の出る)機能
キーを押すたびに音が鳴ったり、メロディーやアラーム音が出る機能がある電卓もNGです。
音が出ることで試験中の静かな環境を妨げるため、基本的に「無音」の電卓を選ぶ必要があります。
最近では音のON/OFFが切り替えられるモデルもありますが、設定ミスのリスクを考えると、最初から音の出ない機種を選ぶのが無難です。
③プログラム機能
使用者が任意の計算式や処理手順をあらかじめ登録できる「プログラム機能付き電卓」も禁止されています。
この機能を使えば、複雑な計算や特定の処理を自動化できるため、不正につながる恐れがあります。
見た目では判断がつきにくいこともあるので、スペックに「プログラム機能あり」と記載されていないか必ず確認しましょう。
④辞書機能(文字入力を含む)
電卓の中には、辞書や文字検索機能が付いていたり、文字入力が可能なモデルも存在します。
これらの機能は、計算以外の情報を参照・保存できてしまうため、試験では完全に禁止されています。
特に見た目が小型で便利そうなモデルは、こうした多機能タイプもあるので、購入時には「純粋な計算機であること」を重視してください。
まとめ|簿記3級に使う電卓のおすすめ!安い電卓でもOK!!
ここまで、簿記3級試験において安くておすすめな電卓の選び方から、試験会場での持ち込みNGな電卓について簡単に解説してきました。
簿記3級試験に向けて正しい電卓を選ぶこと、そしてその電卓を効果的に使う方法が、合格への近道です。
ぜひ、自分に合った電卓を選んで、その使い方を練習してみましょう。計算が得意になることで、簿記の理解も深まり、試験の自信もつくことでしょう。
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