秘書検定3級は、社会で活かすことのできる知識を得ることができます。
そんな秘書検定の合格率は平均60%超!
2人に1名は受かる合格率であり、試験勉強時間も1ヶ月程度でOKともいわれています。
本記事は、実際に秘書検定3級に合格された「とんまま(ブログ運営中:とんままのとんらいふ)」さんに記事を書いていただきました。
秘書検定3級とはどんな資格なのか?
秘書検定3級の合格率は?
秘書検定3級試験当日の流れは?
初めて秘書検定3級を受けられる方にわかりやすくお伝えしていきますね!
秘書検定3級の独学でOKな合格率
秘書検定3級の合格率は、過去5回の合格率を平均すると60.3%(令和元年12月現在調べ)となり、割と難易度の低い資格試験として知られています。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
2019年11月(119回) | 11,858 | 6,220 | 52.5% |
2019年6月(118回) | 14,375 | 10,244 | 71.3% |
2019年2月(117回) | 11,548 | 7,714 | 66.8% |
2018年11月(116回) | 13,175 | 7,321 | 55.6% |
2018年6月(115回) | 15,382 | 8,508 | 55.3% |
さらに、令和元年6月の秘書検定においては、受験者数が14,375名に対して、合格者は10,244名、合格率は71.3%となっており、しっかりと試験対策の勉強をして受験すればかなりの高い確率で合格できることがわかります。
また、秘書検定3級は独学で合格することが可能です。
その理由は次の通りです。
- 毎回、過去問と同じような内容が出題される
- マークシート式の解答で答えやすい
- 面接がないので独学でも対処できる
- 合格率が60%以上と高く、難易度低めの資格試験
- 難しい用語や計算式を覚える必要がない
秘書検定3級の試験内容は、さほど難しくないのに加えて、過去問と同じような内容が出題される傾向にあるため、独学でも十分合格できるとされています。
合格率60%超えの秘書検定3級試験概要とは?
秘書検定とは、正式には「秘書技能検定試験」といい、文部科学省認定の財団法人実務技能検定協会が実施している資格試験のことを指します。
文部科学省認定の検定試験でありながら、秘書検定3級の合格率は60%を超えることから一体どんな試験なのでしょうか?
ここでは、秘書検定がどういったものなのか、具体的にどういった出題領域・合格基準なのかということを紹介します。
秘書検定試験とは?
秘書検定というと「秘書の仕事に関わる人たちが受験する試験」というイメージをもつ人もいますが、秘書検定受験により習得できる知識とは主に次のようなことになります。
- ビジネスの場で必要な知識、技能
- 社会人として知っておきたい一般常識
- 社会人として必要なビジネスマナー、接遇、応対
秘書検定といえど、社会人として身に付けておくとよい知識を習得することができるのです。
そのため、近年では秘書の仕事に関わる人だけでなく、学生や就活生がビジネスマナーの力を高めるために受験したり、社会人がさらにスキルアップするために受験したりする傾向が近年では高まっています。
秘書検定3級の出題領域と合格基準
秘書検定試験において出題される問題は、理論領域と実技領域2つの区分から成り立っています。それぞれの区分において60%以上の正解で合格となります。2つの区分は以下の通りです。
- 理論領域 (・必要とされる資質・職務知識・一般知識)
- 実技領域 (・マナー、接遇・技能)
試験解答方法はマークシート式で一部記述式もあります。
試験時間は120分ですが、60分を過ぎると途中退出することも可能です。(ただし、途中退出をすると再入場はできません。)
秘書検定3級試験日
年3回(6月下旬・11月上旬・2月上旬)
秘書検定3級受験料
2,800円
秘書検定3級はどれくらい勉強して合格できる?
秘書検定の大手通信講座の受講期間をみてみると、
- LEC 3級のみ Web動画(全4回):3ヶ月
- プロカレッジ 3級のみ:4ヶ月
- ユーキャン 3級・2級・準1級 3階級の合格を目指す:4ヶ月
- ヒューマンアカデミー 3級・2級+ビジネスマナー講座付:3ヶ月
となっています。
大手通信講座の受講期間は3級以上の合格を含めて3~4か月となっていますが、秘書検定3級のみの受験であれば1ヶ月半程度でも十分な勉強時間です。
また、ネット上の口コミでも秘書検定3級であれば半月~1ヶ月あれば余裕で合格できるという声も多くみられます。
実際に、私も大学在学時に受験したのですが、1日2時間程度の勉強を1ヶ月ほどで受験しました。そして、無事合格することができました。きちんと勉強すれば短期間での合格が十分に可能です。
秘書検定3級の試験当日の流れ
秘書検定3級の試験当日の流れをお伝えします。
- 持ち物を確認する
受験票、筆記用具、テキストや参考書 - 会場へ向かう
時間に余裕をもって受験会場へ。事前に受験会場の案内が届くので、交通機関や会場の場所を確認しておくと当日スムーズに動くことができます。 - 受験会場到着
待ち時間を使って、テキストや参考書などで軽く復習しておきましょう。 - 事前注意事項説明
まず、いきなり試験がスタートされるわけではありません。受験する上で注意すべきことについて担当の方から説明されます。 - 試験開始
試験時間120分
シャープペンや鉛筆を使ってマークシート式で解答していきます。
消しゴムを落としてしまうこともあるので、2個もっておくと安心ですね。
※途中退出可能(ただし、再入場は不可) - 試験終了
試験の自己解答は控えておくとよいでしょう。模範解答が発表された際に自己採点をして、合否判断がしやすくなりますよ。
就職・転職に好印象を与える秘書検定3級
秘書検定3級はここまで説明したように、秘書業務に関する事柄だけでなく、社会人としてのビジネスマナーを学ぶことができます。
就職や転職において、社会人としてのマナーや接遇、一般常識を身に付けているというアピールをすることができます。
採用する側にとっても「社会経験があります。」「ビジネスマナーは大丈夫です。」と伝えられるよりも、秘書検定の資格をもっていることで好印象を抱くでしょう。
秘書検定試験に出題される問題には次のように社会人として知っておくとかなり役立つ内容となっています。
- 正しい敬語の使い方
- 来客、電話における正しい対応の仕方
- ビジネス文書における形式や慣用表現
- 冠婚葬祭におけるマナー
その為、社会人として働いたことのない就活生であっても積極的に学ぶべきことですし、ビジネスマナーについて学んでいるということは企業にとって好印象です。
実は、転職における秘書検定3級は特別有利に働くものではないともいわれています。しかし、秘書検定3級を取得することで「一般常識があり、意欲的である」という姿勢を示してアピールすることは可能です。
実際に秘書検定を取得して役立ったこと
私は就活が始まる前に秘書検定を受験しました。改めて勉強すると間違った敬語の使い方をしていることに気付けましたし、企業の方から名刺を受けとる際にも所作がわかっていることは大きかったですね。
電話応対や書類作成など実際に業務を行わないと身に付きにくいこともあります。しかし、基本的な部分を秘書検定で学んでいたので、社会に出て初めて学ぶというよりは復習し身に付けている感覚でした。
中でも、応接間での座る順序やお茶出しをする順番を覚えていたことで、お客様のところへ足を運んだ際や来客の際に慌てることなく対応できたのは一番勉強しておいてよかったと感じた点でした。
また、結婚してから冠婚葬祭のことについてわからないことがあるとテキストを見返すこともあり、役に立ちました。
まとめ|秘書検定3級は合格率60%以上!独学で十分に合格できる試験
秘書検定3級は合格率が60%をこえる比較的難易度の低い試験です。
しっかりと資格試験の勉強をすれば高い確率で合格できます。さらに、秘書検定の試験勉強をすることで、ビジネスマナーやビジネス文書作成などを学ぶことができ、実際に社会で働く上で大変役に立つ資格試験なのです。
- 秘書検定3級の合格率は60%以上と高い
- 資格試験の3級にしては難易度が低め
- 独学で受験する際、勉強期間は1ヶ月あれば十分に合格を狙える
- 就職や転職において特別有利にはならないが、とても好印象かつ自己啓発のためになる資格である
秘書検定3級は受験後に社会で活かすことのできる知識を得ることができる試験です。
転職、就職した際に自己アピールできることはもちろんですが、自己啓発やビジネスマナーの勉強のためにもなります。
ぜひチャレンジしてみてください!
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