簿記1級食いっぱぐれないはウソ!目的意識を持たなきゃもったいない資格!!

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簿記1級食いっぱぐれないはウソ!目的意識を持たなきゃもったいない資格!! 簿記1級のコト

 

簿記1級は食いっぱぐれないのはウソ?本当?どうでしょうか?

全くそうじゃないとは言い切れませんが、どちらかと言えば、簿記1級食いっぱぐれないはウソに近いかもしれません。

本記事では、簿記1級のメリットデメリットから簿記1級が食いっぱぐれないはウソではないかという考察をいたします。

結論からいうと、簿記1級を取ったならさらに上を目指さないと簿記1級の知識を活用できる仕事が狭くなるため、もったいないですよってことです。

簿記1級を取り、この先どうするかを考えるキッカケになれば幸いです。

 

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簿記1級食いっぱぐれないのはウソ?!

簿記1級食いっぱぐれないのはウソ?!

簿記1級は合格率が一桁と低く、難易度が高い資格です。

そのため、希少価値のある資格は確実!

大会社の経理や税理士事務所など専門的な就職先が待っています。そういう意味では食いっぱぐれないのかもしれないですね。

しかし、日本の大企業は0.3%、中小企業・小規模事業者は99.7%です(注1)。中小企業の経理であれば簿記2級レベルでも十分。実は簿記1級を活かそうと思うと働き口が狭くなるのです。

そこから税理士を目指して、税理士事務所に勤務すれば重宝されるでしょう。税理士事務所に税理士がいなくなると廃業に追い込まれるため、事業承継問題がつきものだからです。

そう考えると、簿記1級だけでは食いっぱぐれないと言い切るには、中途半端な資格になってしまうのかもしれません。

(注1)出典:「中小企業・小規模事業者の数(2016年6月時点)」(中小企業庁) (https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/chu_kigyocnt/2018/181130chukigyocnt.html)(2023年2月4日に利用)

簿記1級を持つ5つのメリット

簿記1級を持つ5つのメリット

ここからは簿記1級を持つ5つのメリットを紹介します。

①税理士受験資格が得られる
②募集要件が簿記1級の求人に応募できる
③資格手当がもらえる
④大企業の会計がわかる
⑤税理士になると期待される

順に見ていきましょう!

 

①税理士受験資格が得られる

税理士試験の受験資格は3つあります。

1 主な受験資格
(1) 学識による受験資格
イ 大学、短大又は高等専門学校を卒業した者で、社会科学に属する科目を1科目以上履修した者
ロ 大学3年次以上で、社会科学に属する科目を1科目以上含む62単位以上を取得した者
ハ 一定の専修学校の専門課程を修了した者で、社会科学に属する科目を1科目以上履修した者
ニ 司法試験合格者
ホ 公認会計士試験の短答式試験に合格した者

(2) 資格による受験資格
イ 日商簿記検定1級合格者
ロ 全経簿記検定上級合格者

(3) 職歴による受験資格
イ 法人又は事業行う個人の会計に関する事務に2年以上従事した者
ロ 銀行、信託会社、保険会社等において、資金の貸付け・運用に関する事務に2年以上従事した者
ハ 税理士・弁護士・公認会計士等の業務の補助事務に2年以上従事した者

国税庁「税理士試験受験資格の概要」
https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikaku/shikaku.htm

簿記1級は、資格による受験資格にあたります。

 

②募集要件が簿記1級の求人に応募できる

簿記1級を持っている人は非常に少ないため、求人情報での募集要件が簿記1級の求人に応募することができます。

簿記2級以下の人との差別化になるでしょう。

しかし、簿記1級を募集要件とした求人は少ないため、求人を探すのは少し大変かもしれません。

 

③資格手当がもらえる

勤務先によりますが、資格手当がもらえる場合があります。

資格手当とは合格したときにもらえるパターンや取得しているだけで毎月もらえるパターンなどがあります。

主人の勤務先は資格合格のときだけもらえる資格手当ですが、私の勤務先は毎月もらえるので、数ヶ月経てば受験料などがペイできます。

勤務先や転職先にどんな資格手当があるか聞いてみましょう。

 

④大企業の経理ができる知識が得られる

簿記1級は簿記3級や2級と違い、簿記理論の背景などの理解も求められます。

簿記会計の本質から深く学ぶことが必要になるため、大企業の経理ができる能力を身に付ける事ができます。

そのため、大企業の経理への就職が期待できます。

 

⑤税理士になると期待される

簿記1級は税理士試験の受験資格になるため、周りからいつか税理士になるのではと期待されます。

期待に応える予定のある人は、モチベーションになりますし、この先の昇給にもつながります。

逆にそんなつもりがない人は期待を重く感じてしまうかもしれません。

 

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簿記1級を持つ3つのデメリット

簿記1級を持つ3つのデメリット

次に簿記1級を持つデメリットを3つ紹介します。

①就職活動で不利になる可能性がある
②資格手当がない場合もある
③できる人という期待が大きい

順にみていきましょう。

 

①就職活動で不利になる可能性がある

簿記1級を募集要件にした求人は少ないため、簿記2級の募集要件で手を打つ可能性が出てきます。

そうなると、求人企業側としては、必要な能力以上の人材に躊躇する可能性が出てきます。

就職活動は、自分の能力と求人企業の募集要件が一致するほうが、事が進みやすくなりますので、少し不利になる可能性があります。

対策としては、簿記1級の知識を活かして御社に貢献したいと伝えるよりも、求人企業にしかない能力の活かし方を伝えると良いでしょう。

 

②資格手当がない場合もある

簿記1級を持つメリットでお伝えした資格手当ですが、求人企業によっては資格手当の制度がない場合もあります。

すでに能力給として基本給に加算されている場合もあるので資格手当がないことに悲観するほどでもないですが、簿記1級という資格が仕事内容と給料とどう反映するのか、自分にとって納得のいくものかをしっかり理解できれば、資格手当がない場合でも問題ないでしょう。

 

③できる人という期待が大きい

簿記1級は合格率1桁と希少価値のある資格です。

周りに持っている人がほとんどいないので、職場ではできる人という期待が大きいでしょう。

ただ、実務経験がないと、初めは知識が豊富な人どまりになるため、簿記1級に驕らず実務でのスキルを上げることに専念しないと、知識はあるのに仕事ができない人とレッテルを貼られる可能性があります。

できる人と期待が大きい分、落差が激しいので、コツコツと経験を積み上げて、知識とスキルを見合うように努めることが大切です。

 

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まとめ|簿記1級食いっぱぐれないはウソ!目的意識を持とう!!

まとめ|簿記1級食いっぱぐれないはウソ!目的意識を持とう!!

ここまで、簿記1級のメリットデメリットから、簿記1級が食いっぱぐれないのはウソに近いという話をしてきました。

しかしながら、簿記1級は合格率が一桁と低く、難易度が高い資格であり、希少価値のある資格は確実です。

大会社の経理や税理士事務所など専門的な就職先があるという意味では食いっぱぐれないのかもしれません。

それでも、簿記1級を持っているからと満足せずに、目的意識を持って、さらに上を目指さないと簿記1級の知識を活用できる仕事が狭くなる可能性があります。

その先を見据えた行動をすることで、簿記1級が食いっぱぐれないのはウソではなくなるのかもしれません。

 

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