自営業をしている50代の主婦です。
会計の知識への入り口である簿記3級で挫折を繰り返し、20数年を経てやっと合格!
簿記3級における長年の挫折を克服することができました!
本記事では、簿記3級不合格による挫折を2度経験した私が、合格までに使った通信講座やテキストなどをご紹介いたします。
簿記3級で挫折を何度も繰り返している方が、次の再チャレンジに向けて参考になれば幸いです。
簿記3級で挫折を経験し苦手意識MAX
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簿記3級不合格・・・
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高校時代、全商簿記3級不合格だった悔しさを、社会人になってからも忘れられず、簿記の講習に通ったこともありました。
しかし、仕事終わりに受ける授業は内容が頭に入らず・・・
全商簿記から日商簿記3級に切り替え、受けてみましたが、不合格・・・
そして40代になり、通信講座のテキストを購入し、簿記3級に再チャレンジしましたが・・・
また不合格・・・
3度目の正直も儚く散りました。
簿記3級を3度目のチャレンジしていた頃は、ちょうど会社を退職しようと決めていた時期で、今後の自分の人生がより楽しく、そして堅実なものになるよう、お金に対する価値観を見直したいと考えていました。
再就職するか?
自分で何かを始めるか?
その時は、具体的な計画が決まっていませんでした。
ただ、収支の勉強の入り口として、まずは中途半端にしていた簿記の勉強をし直し、簿記3級に受かることが当時の私には必要だと感じていました。
それと同時に、簿記3級の勉強中は、入院中だった家族のことやその後の葬儀、退職の手続き、その他仕事上の引継ぎ等で、勉強に集中できない日々が続いていました。
勉強しようと思って机に向かっても、簿記3級の通信講座のテキストが頭に入らず、課題の提出期限に日々追われる感じだったのを今でも覚えています。
簿記3級合格を目標に頑張っていた期間のはずが、通信講座の課題を提出するために頑張っていた期間のようでした。
簿記の苦手意識は、ますます強くなりました。
簿記3級挫折の経験からわかる失敗しないテキスト選びとは?
高校時代、社会人になってからと、3度も不合格を受け、悔しくてもう一度簿記3級を受けて、この苦手意識を克服したいと考えるようになりました。
4度目のチャレンジです。
初めて簿記3級を受けてから20数年!
やっと簿記3級合格を手にできました!!
簿記3級合格を導いたのは、あるテキストとの出会いがあったから。
講習や通信講座からテキストでの独学に切り替えてからは、約4ヶ月で簿記3級に合格しました。
簿記3級の勉強に使った主なテキストは、次の2つです。
- スッキリわかる日商簿記3級[テキスト&問題集] 著者:滝澤ななみ氏 TAC出版
- 合格するための本試験問題集 日商簿記3級 TAC出版
簿記3級挫折の経験から、私はテキスト選びの大切さを感じました。
そして、失敗しないテキスト選びの3つのポイントに気が付きました。
①簿記3級のテキストを選ぶ前に基礎から学べ!
②簿記3級のテキストを選ぶときは中身をみる!
③通信講座とテキストでどちらが向いているかを知る!
それでは、一つ一つポイントについてお話します。
ポイント①簿記3級のテキストを選ぶ前に基礎から学べ!
まず、簿記3級のテキストを買う前に、簿記3級で挫折した悔しさを克服するため、簿記の基礎から学びたいと考えました。
そこで、簿記初級のテキストを買い、基礎から学ぶことにしました。
次第に、簿記の仕組みが理解できるようになり、簿記3級への苦手意識がほぐれました。
ポイント②簿記3級のテキストを選ぶときは中身をみる!
簿記3級のテキストを探していると、いろんな種類があるので、正直かなり迷います。
ただ、簿記3級のテキストで勉強する際に、新しく学ぶ用語や仕組みの伝え方が少し違うだけで理解度は変わります。
だから、実際に書店で現物を読んで自分にとって理解しやすいと感じるテキストを選びました。
また、テキストの項目をひとつずつクリアしていくと気が付いたら難なく問題を解くことができて、難しい問題ほど解いて正解を導き出すことへの達成感を感じていきました。
そのきっかけをつかむためにも自分に合ったテキストに巡り合うのが肝心だと思います。
ポイント③通信講座とテキストでどちらが向いているかを知る!
以前利用した通信講座にもテキストはもちろんありました。
通信講座のテキストは、勉強を進めやすくできるように一式そろっているので、簿記3級を学ぶには不足がないという感じでした。
ただ、課題の提出期限に追われてしまい、自分のペースで簿記3級を学び始めたはずが、気が付けば、提出期限のことばかり考えるようになっていました。
マイペースで学びたい人は、どちらかというと市販のテキストの方が合っているのかもしれません。
私が選んだ「スッキリわかる日商簿記3級(テキスト&問題集)」は、書店でテキストの中身をみて、著者である滝澤ななみ氏の説明が他のテキストよりも一番わかりやすいと感じ、即購入しました。
簿記3級は、基本「スッキリわかる日商簿記3級(テキスト&問題集)」と「合格するための本試験問題集」で勉強をしていましたが、せっかくなので、以前使っていた通信講座のテキストも勉強の補助として使うことにしました。
簿記3級挫折からの再スタートは、一から勉強し直すこと、そして今まで頑張ってきたことを無駄にしないことでした。
簿記3級挫折から救ってくれたTAC出版のテキストとは?
TAC出版の「スッキリわかる日商簿記3級(テキスト&問題集)」と「合格するための本試験問題集」は、人気のあるテキストです。
私が当時使っていたテキストとは、少し名称が変わっていますが、後継になるテキストになりますので、本質は同じ・・・というより当時よりグレードアップしていることでしょう。
特に著者である滝澤ななみ氏のテキストは内容がわかりやすく、やっていくうちに勉強することが楽しくなりスムーズに進みました。
テキストでインプットして、過去問でアウトプットしていくという積み重ねで、「昨日より今日」、さらには「一週間前よりも今日」は知識と理解力が増えていき手ごたえを感じ、徐々に自信をつけながら進めていきました。
大人になると勉強する機会が減っていきますが、「スッキリわかる日商簿記3級(テキスト&問題集)」と「合格するための本試験問題集」のお陰で、楽しく勉強することができ、さらには合格することができて、とても感謝しています。
TAC出版のテキストはわかりやすいんだけど・・・
TAC出版の「スッキリわかる日商簿記3級(テキスト&問題集)」と「合格するための過去問題集」は、イラストや図解などをたくさん使って簿記3級をわかりやすく伝えています。
簿記3級の問題自体は、基本的な内容なので難しくはないと思いますが、専門用語などに関する解説が丁寧に書かれているとわかりやすく前に進めていきやすいです。
しかし、簿記3級初心者の方や私のように苦手意識が強い方は、簿記3級のテキストの前に簿記初級のテキストを一読してから簿記3級の勉強を始めると少しずつ理解できて腑に落ちるのかもしれません。
簿記3級を勉強した経験がある方や仕組みを掴むのが得意な方は3級のテキストから始めても理解できますよ。
最終的に自分の目で確認して自分にとってわかりやすいかどうかで購入を決めましたが、それが正解でした。
TAC出版のテキストはお財布に優しい!
講習や通信講座などと比較すると当たり前ですが、TAC出版のテキストはお財布に優しいです。
「合格するための本試験問題集」 1,760円(税込)
他のテキストも同じように、価格ラインは主に1,000円台が多いです。
ただ、安いと思ってテキストを買いすぎるとその分プレッシャーになります。
まずは、一冊の問題集で何度も練習したり、テキストの項目ごとに掲載されている問題をすべて解いてそれでもほかの問題に挑戦したくなったら別の問題集を購入するとよいでしょう。
テキストはネット上で古書でもよければさらに安く手に入りますが、定期的に改正などがあるので、出来るだけ最新版を選ぶようにしましょう。
簿記検定目前!夫がインフルエンザに?!
実は、簿記検定目前に夫がインフルエンザになりました。
検定目前にして予想外の事が起きてしまったものの、自分が感染していないのがせめてもの救い。
勉強に使用していた場所がリビングや寝室とは別の個室なので、夫とは距離が取れました。
机のすぐ横に布団を運び、簿記検定合格に向けて夜遅くまで最後の追い込みに励みました。
お陰で簿記検定も合格できました。
まとめ|簿記3級の挫折から20数年かけての合格!自信につながった経験
簿記3級の挫折から20数年を経ての合格は、私に自信をくれました。
高校時代から社会人になっても、簿記3級に3回も受からなかったのは、勉強不足で仕組みを理解出来ないまま検定に挑んだのが原因でした。
簿記3級を合格した今、簿記の勉強は楽しいと自然に思えます。
正直、簿記の基礎となる仕訳がわからないと全く楽しくないし、テキストの内容も理解できません。
だからこそ、簿記の基礎を学ぶために、4度目の再スタートでは初級のテキストを手に取ったのです。
簿記を初級から勉強しなおしたことで、簿記3級のテキストの理解度は以前より上がりました。
簿記3級で挫折してから、自分で乗り越えるためにどうしたらいいか?勉強の土台となる基礎をしっかり学び、足場を固めてから次のステップへ行くという経験は、コツコツと積み重ねていくことの大切さを感じることになりました。
自分の為に簿記3級を受けて本当によかったです。
簿記3級の挫折を何度もチャレンジして乗り越えたことで、これからどんな困難にぶち当たったとしても乗り越えていける強い心を宿すことができたのです。
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