マイクロソフトオフィススペシャリスト資格は履歴書の資格欄にどのように書いていいのでしょうか?
「MOS Word 2019 取得」?
「MCAS Word 2007 取得」?
「MOUS Word 2003 取得」?
実は、どれも正解!
しかし、2023年の今は、下記のとおりに書きましょう。
「MOS Word 2019 取得」
「Microsoft Office Specialist Word 2007 合格」
「マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 2003 取得」 など
私は、2010年7月1日に「MCAS Word 2007」、2010年8月4日に「MCAS Excel 2007」を取得しました。
しかし、届いた合格証書には「Microsoft Office Specialist Word 2007」「Microsoft Office Specialist Excel 2007」と記載されていたため、履歴書の資格欄に書こうとしたときに「MCASって何の略なの~?」と悩みました。
この記事では、MASの正式名称は何なのか?履歴書にはどう書けばよいのか?MCAS、MOUSの取得はどう書けばいいのかをお伝えします。
MOS、MCAS、MOUS資格の違い
MOS、MCAS、MOUS資格の正式名称の違いは次のとおりです。
MCAS・・・「Microsoft Certified Application Specialist」(マイクロソフト認定 アプリケーション スペシャリスト)
MOS・・・「Microsoft Office Specialist」(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
少しづつ正式名称の違いはあるものの、履歴書に書くときはMOSに合わせて全く問題ありません。
MOS公式サイトのよくある質問コーナーにはこのように記載されています。
Q.MOUS、MCAS、MOSは別の試験ですか?
A.MOUS、MCAS、MOSは同一の試験です。試験名称はMOSに統一されましたが、名称が変わった後も試験内容(出題範囲)の変更はありません。
Q.MOUS・MCASの資格は今後も有効ですか?
A.過去に取得されたMOUS・MCASの資格は引き続き有効です。また、試験結果レポートや合格認定証も同様に有効となります。
要するに、MOSの名称が時代やバージョンにより変わっているだけのようです。
MOSとMOUSの違い
マイクロオフィススペシャリスト「Microsoft Office Specialist」略してMOSはもともとは「「Microsoft Office User Specialist」(略 MOUS)という名称でした。
それが、2003年11月1日にUserをはぶいたマイクロオフィススペシャリスト「Microsoft Office Specialist(MOS)」に名称を変更されました。
試験名称の変更による、試験内容(試験範囲)の変更はありません。また、過去に取得したMOUSの資格も引き続き有効です。
レベルもMOUS検定では「一般」「上級」で、MOSは「スペシャリスト(一般)」と「エキスパート(上級)」と改称されています。
理由は、名称が長すぎるからなどとWikipedia(ウィキペディア)では伝えられています。
MOSとMCASの違い
Office 2007とWindows Vistaの発売を期に、MOSの代わりにMCASが新設されました。
MCASは、マイクロソフト認定アプリケーションスペシャリスト(Microsoft Certified Application Specialist)の略です。
MOSとMCASの二つの違いはバージョンの違いです。
MOSは、Office XP(Word2002、Excel2002)とOffice 2003で実施。
MCASは、Office 2007で実施。
2010年6月3日より「マイクロソフト認定 アプリケーション スペシャリスト(MCAS)」は、「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」に名称を変更することになりました。
現在、MCASはMOSに名称を統一しています。
同じ試験・資格になり、変更後の試験範囲や合格基準などの変更はありません。
名称変更の理由は、MOS公式サイトで下記のように記載されています。
名称変更の理由
米国マイクロソフトによる、「MCAS」の認知度調査の結果、市場における「MOS」認知度の高さが証明されたため、Office XP、Office 2003と同様に、Office 2007バージョンの試験もOffice製品との関連性が視覚的にもわかりやすい「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」に名称を統一することになりました。
名称変更の理由が、まさかの認知度調査・・・
私が取得したのは、2010年7月1日に「MCAS Word 2007」、2010年8月4日に「MCAS Excel 2007」です。
MCASからMOSに名称が変更したのは、2010年6月3日なので、変わった直後の試験だったんです。
申し込んだのは6月中でした。
受験票には「マイクロソフト認定アプリケーションスペシャリスト」と記載されていますので受験したのはMCASですが、合格証書が届くのはもっと後なので変更後のMOSになっていたというわけです。
履歴書に書くときはどうしたらいいの?
MOUS、MCAS、MOSの履歴書への書き方は、MOS公式サイトで下記のように記載されています。
Q.MOUS・MCASで取得した資格を履歴書に記載する際は、どちらの資格名で記載すればいいですか?
A.現名称の「Microsoft Office Specialist」を記載してください。MOUS・MCASとMOSは同一のものですので、合格認定証に記載されている資格名と異なっていても問題はありません。
従って、履歴書に記載する場合は、以下のように表記します。
【科目名】
[例1(英語表記の例)] MOS 2013のExcel スペシャリストレベルに合格
⇒ 「Microsoft Office Specialist Excel 2013 合格」
[例2(カタカナ表記の例)] MOS 2013のWord エキスパートレベルに合格
⇒ 「マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 2013 Expert 取得」
[例3(MOS表記の例)] MOS 2013のExcel スペシャリストレベルに合格
⇒ 「MOS(エクセル 2013) 合格」
[例4(MOS表記の例)] MOS 2013のWord エキスパートレベルに合格
⇒ 「MOS(ワード 2013 エキスパート レベル) 取得」
※資格名の「Microsoft Office Specialist」は、英語とカタカナのどちらで表記しても結構です。
「MOS」と短縮表記しても結構です。
※スペシャリストレベルは、科目名のあとにレベル表記を記載する必要はありません。
※MOS 2007の試験科目「Windows Vista」は、「Microsoft Office Specialist Windows Vista」と記載します。
【主催/認定(交付)機関名】
主催/認定(交付)機関名の記入が必要な場合は「マイクロソフト」と記載してください。
【認定(免許、証書)番号】
認定(免許、証書)番号は空欄で結構ですが、記入が必要な場合は、デジタル認定証でご覧になれる認定証(PDF形式)の下部に表示される「3桁~5桁※」+「4桁」の英数字を記入してください。デジタル認定証をご覧になれない場合は弊社でも番号をお調べすることはできませんので空欄としてください。
※始めの桁数は、受験時期によって異なります。
履歴書には現名称がどうなのかで正式名称を書かれる方がベストです。
面接で聞かれることは特にないですが、どのレベルができるのかが明白にわかりやすく伝えられます。
まとめ
MOS、MCAS、MOUS資格は名称が違っていても一緒です。
しかし、2023年の今は、MOSで統一されているので下記のように書くことをおすすめします。
「Microsoft Office Specialist Excel 2019 合格」
「マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 2019 Expert 取得」
「MOS(エクセル 2019) 合格」
「MOS(ワード 2019 エキスパート レベル) 取得」
実は、MOSにあるスペシャリストレベルとエキスパートレベルのレベルの違いですが、MCASでは分けられていません。
MCASはOffice 2007だけで実施されているので、2007を取得した人はどのように書けばいいのかというと
「MCAS Word 2007 取得」
又は
「マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 2007 取得」
このようにMOSでは、スペシャリスト扱いになります。
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