簿記2級の勉強時間の目安は250～500時間？！簿記初心者主婦の独学勉強法

簿記2級のコト

2024.10.20 2017.02.28

簿記2級の勉強時間はどのくらいかかるのでしょうか？

特に仕事や家事育児で忙しい主婦にとって勉強時間の確保は一番の課題ですよね。

ネット上でみると、ほとんどのサイトでは次のように書いてあります。

簿記3級保持者が簿記2級合格までにかかる時間は、独学なら250～350時間（4～6ヶ月）
簿記初心者が簿記2級合格までにかかる時間は、独学なら350～500時間（6～8ヶ月）

簿記初心者だと簿記の基礎である簿記3級の勉強をしてから簿記2級の勉強をするので、勉強時間は当然かかります。

本記事では、仕事や家事育児で忙しい主婦にために、実際に私が簿記2級合格までにかかった勉強時間や使ったテキスト、費用などについてお伝えいたします。

これから簿記2級を受けられる方の参考になれば幸いです。

簿記2級初心者の勉強時間は250～500時間？！主婦だと何時間かかる？

簿記2級初心者の勉強時間は250～500時間と冒頭でお伝えしました。

内訳は次のとおりです。

簿記初心者だと簿記の基礎である簿記3級の勉強をしてから簿記2級の勉強をするので、勉強時間は当然かかりますよね。

ここで、実際の簿記2級勉強時間（期間）を2パターンご紹介します。

この2パターンは、私の友人と私自身の話です。

社会人で夜に講座受講した勉強時間（期間）については、私の知人の話です。

社会人1年生の時に、4月に入社してすぐ転職したくて勉強し、簿記2級合格して税理士事務所に転職しました。

実際にどのような流れで合格したのかというと、6月の試験で簿記3級に落ち、11月の試験で簿記3級受けずに簿記2級を目指して合格しました。簿記3級の勉強は4月ごろから始めていたと聞いていますから、簿記初心者が簿記2級までにかかった期間は7～8か月と妥当なペースと言えます。

簿記2級の勉強時間は、夜1～2時間と土日半日程度の為、おおよそ400～500時間になります。

専業主婦で独学で勉強した勉強時間（期間）については、私の話です。

私の場合は、2月に簿記3級を受けて合格し、6月に簿記2級を受けて落ち、11月に再度簿記2級を受けて合格しました。

簿記3級保持者であったので、簿記2級合格までにかかった期間は、2月から11月の期間ですから9ヶ月もかかっています！

簿記2級の勉強時間は、朝の1時間と日中スキマ時間をあわせて1日1～2時間程度の為、おおよそ500～600時間になります。

なぜそんなにかかってしまったのでしょうか？

簿記2級を勉強していた当時、私は専業主婦でした。

子供を園に預けて転職するため、簿記2級の勉強をしていました。

当時子供は1歳。主人の親と同居していたので、子供が起きているときは育児や主人の母と3人で一緒に買い物など出かけたり、家で子供がお昼寝したら、家の畑の手伝いや草むしり、家事などをしていました。

そのような生活でしたから、日中にまとまった時間が全く取れず、朝1時間早く起きてするか、日中のスキマ時間に10分15分勉強するという生活でした。そのため、1日2時間程度しか勉強できませんでした。

勉強時間・・・500～600時間（1日：朝の1時間＋日中のスキマ時間の合計2時間程度）
勉強期間・・・9ヶ月（2月下旬～11月中旬）

簿記3級の時はそれでよかったのですが、簿記2級ともなると、商業簿記だけでなく、工業簿記も範囲で入ってくるため、問題によっては10分15分で解答できるわけもなく、なかなか理解が進みません。

当時、簿記2級の試験時間は120分。（2021年度より試験時間は90分に変更）

過去問や模擬試験をするときは、朝みんなが起きてくる2時間前に起きてしていたのですが、途中で子供が起きるなど、なかなか集中してできなかったことを覚えています。

それでもコツコツ勉強を積み重ねることができ、9ヶ月で簿記2級合格できましたので、勉強時間の確保が難しいと思ってもあきらめずに勉強することも大切です。

簿記2級とは、どのくらいのレベルなのでしょうか？

日本商工会議所のHPでは、簿記2級のレベルや試験科目などについて次のように書いてあります。

経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。
高度な商業簿記・工業簿記（原価計算を含む）を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。

試験科目	試験時間	合格基準
商業簿記工業簿記（原価計算を含む）5題以内	90分	70%以上

「商業簿記」は、購買活動や販売活動など、企業外部との取引を記録・計算する技能で、企業を取り巻く関係者(経営管理者・取引先・出資者等)に対し、適切、かつ正確な報告(決算書作成)を行うためのものです。
「工業簿記」は、企業内部での部門別や製品別の材料・燃料・人力などの資源の投入を記録・計算する技能で、経営管理に必須の知識です。