資格勉強ノートは無駄?まとめノートを作らない!記憶に残すノート活用法

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書く 資格勉強のコト

 

「資格勉強に使うノートを買おう!」

資格勉強というと、資格のテキストをみながら重要なところをノートにまとめて覚えていく・・・というイメージがあります。

実際、私も昔はノートを使った勉強法をしていました。

しかし、よく思い出してみてください。
資格勉強の「まとめノート」ってはっきりいって続かないし、最終的にほとんど見ないことないですか?

かつて私も中途半端になった「まとめノート」が何冊もありました。
中途半端どころか、ほんの数ページで放置したノートもあります。

もったいないですよね~

ある時、気づいたんです。

「資格勉強のまとめノートって無駄よね?」と。

そんなわけで、今回は、資格勉強における「まとめノート」についてお話いたします。

「まとめノート」を書くことに一生懸命で資格勉強が辛いを感じてしまう方の気づきになれば幸いです。

 

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資格勉強のまとめノートが無駄になる3つの理由

バツ

 

「まとめノート」を作った経験のある方は、もうお気づきかと思いますが、私が考えるまとめノートが資格勉強において無駄になる理由は、3つあります。

  1. とにかく時間がかかるから
  2. 暗記ではなく単なる作業だから
  3. 資格テキストのほうがまとまっているから

さらに書くことで手が痛くなるし、肩もこります。

ノートをとる作業に時間を使うより、資格のテキストを読んだり、問題を1問でも多く解く時間に割いたほうがいいと思いませんか?

では、この3つの理由を解説していきます。

 

①まとめノートはとにかく時間がかかるから

時間

資格のテキストは1,000ページ超えるものがたくさんあります。

資格を勉強しようとするとき、学校の授業と同じように、ノートに書いてまとめたり、重要なポイントを赤字で書いたりしたくなります。

でも、よく考えてみてください。

1学年で勉強する教科書よりも分厚い資格のテキストをまとめるということですよ!

講義を受ける時間がなくて、独学している人ならなおさら無理です。

まとめノートが資格勉強の挫折のきっかけになりかねません。

 

②まとめノートは暗記ではなく単なる作業だから

ノート作り

まとめノートを書き出すと、まとめることに集中します。

資格のテキストから自分が重要だと思う部分を抜き出してカラーペンを使ったり、マーカーで囲んだり、何かと楽しい作業になります。

そして、「上手にまとめることが出来ましたぁ♪ 」で大満足。

いやいや、今から内容を覚えていく気ですか?

テキストをまとめたくらいで覚えられるなら問題集は要りません。

何度も問題を解いて自分の記憶に落とし込んでいくことに達成感を感じてください。

 

③まとめノートより資格テキストのほうがまとまっているから

本

学校の授業では、基本、先生が黒板に書いたものをノートに書いています。

黒板には教科書の内容だけでなく、内容をより分かりやすく理解する為の例文だったり、応用だったりと、先生が生徒のためにいろいろ調べて下準備してくれた内容が書かれています。

さらに先生が口頭で「これはテストにでるくらい重要だ」と教えてくれることもノートにチェックします。

よく考えてみてください。

資格テキストは、教科書ではありません。

いままでの資格試験の傾向や最新の基準を網羅したプロがつくったテキストです。

テキスト選びに失敗していなければ、そのテキストがまとめノートと同じなので2つも同じもの入りません!

しかも自分で作るまとめノートはまとまっているテキストをまとめるので資格勉強として見落としを起こす危険もあります。

 

では、ノートっていらないの?

基本、ノートがなくても困ることはありません。

勉強するぞーと気合いいれてたくさんノートを買っちゃった方のために有意義にノートを使う方法を教えます。

まとめノート以外で活用するのです。

私も気合いいれて5冊組のノートを買っちゃった派なので、私が実際にしたノートの活用法を伝えます。

 

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そもそもノートに「書くことの効果」はどのくらいあるのか?

そもそもノートに「書くことの効果」はどのくらいあるのか?

ノートの活用法の前に、「書くことの効果」について2011年の科学誌「Science」に掲載された研究結果がありますのでご紹介します。

大学生200人に科学に関する短い文章を5分間読んでもらい、3つの指示でグループ分けをしました。

  1. テスト向けの詰め込み勉強のように何度も読み返すグループ
  2. 題材に関する「コンセプトマップ」(概念等の相関を表す地図)をつくるグループ
  3. 読んだ文章に関する自由形式のエッセイ(小論文、作文)を10分間で書くグループ

1週間後、学生は覚えていることに関する簡単なテストを受け、論理的な結論を引き出す質問をされたところ

1番成績が良かったのは③のエッセイを書いたグループ
次に①の詰め込み勉強のグループ
最後に②のコンセプトマップ作成のグループでした。

この3パターンを資格勉強に置き換えてみます。

  1. 何度も読み返す→資格のテキストをひたすら読む
  2. コンセプトマップ作成→資格のテキストをわかりやすくまとめる
  3. 自由形式のエッセイを書く→資格のテキストを読んで自分の言葉に置き換える

ノートを使うのは②と③です。

②と③がどんなノートになるのかというと・・・

まとめノート(インプット型)
=資格のテキストを覚えようとするノート
置き換えノート(アウトプット型)
=資格のテキストからわかることを書くノート

研究結果では、②のまとめノートより③の置き換えノートのほうが記憶に残ると証明されましたね。

それでは、置き換えノートとは、具体的に何を書くのか?

 

置き換えノートならぬ、書き捨てノートとして書け!

書きなぐり

資格のテキストを自分の言葉に置き換えるなんてまとめノートよりも根気なことです。

資格勉強における置き換えノートは、資格の問題集を活用して書き捨てノートに転じましょう。

資格の問題集とは、資格のテキストの内容を元に出題される試験対策です。

③の「資格のテキストからわかることを書くこと」は、「問題を解くこと」に置き換えます。

要するに、問題集を解くノート(回答用紙)として使うのです。

 

ただし、資格の試験形式によります。

 

簿記の試験は記述形式です。

簿記を受けたときは、問題集についている答案用紙をコピーして何度も問題を解きました。

簿記検定の答案用紙には、残高試算表や決算書など、枠組みや、穴埋めになっているのでわざわざ解答欄をノートに書くのは時間の無駄だからです。

 

その点、宅建は四肢択一式です。

宅建は4択の選択問題なんですね。回答は数字なので答案用紙をわざわざコピーせずにノートを使いました。

回答用紙をコピーしたのは過去問題集の回答用紙だけです。

※過去問題集はできるだけ本番に近い形で勉強するのが効果的なため

 

最終的にノートやコピーした答案用紙は捨てますが、問題をたくさん解いた軌跡を見返して自信に繋げることができます。

 

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まとめ

読書

ここまで、資格勉強のまとめノートが無駄になる3つの理由をご紹介しました。

【資格勉強のまとめノートが無駄になる3つの理由】

  1. とにかく時間がかかるから
  2. 暗記ではなく単なる作業だから
  3. 資格テキストのほうがまとまっているから

また、ある研究結果において「書くことの効果」をみるために次の3つのグループに分けました。

①テスト向けの詰め込み勉強のように何度も読み返すグループ
②題材に関する「コンセプトマップ」(概念等の相関を表す地図)をつくるグループ
③読んだ文章に関する自由形式のエッセイ(小論文、作文)を10分間で書くグループ

①~③に分けた時の成績の結果は次のとおりででした。

1位は、③自由形式のエッセイを書く
2位は、①何度も読み返す
3位は、②コンセプトマップ作成

研究結果では、さらに面白い結果がでています。

3つのグループが学習の自己評価を問われたところ、①と②が③よりも学習の理解度の自己評価が高かったのです。

理解した気分になっていたということですね。

【結論】
資格勉強のまとめノートは無駄

すでにまとまっている資格テキストをしっかり読む。
資格試験に準じた問題集を繰り返し解く。

 

これで十分です。

 

こちらの記事は、社会人の辛い資格勉強を継続させるためのコツを7つ紹介しています。
合わせてお読みください。

>>社会人の資格勉強は辛い!しんどい勉強でも継続できる7つのコツとは?

 

コメント

  1. ひみつのミッキー より:

    54で資格試験勉強をしています 半年後試験がありますがまったく頭に入りません 仕事をしているからと言うのは言い訳にしかならないけど
    どうすればいいのかあせっています
    誰かよきアドバイスをお願いします

    • hichi より:

      ひみつのミッキーさん、はじめまして♪

      半年後の資格試験に向けて試験勉強されているんですね。
      働きながらの勉強は、思っていた以上に大変で、時には家族の協力も必要になるかと思います。
      ひみつのミッキーさんがどのような経緯で資格取得を目指しておられるのかは存じていませんが、きっとこれからの仕事や生活などに必要だと感じられているから受けられるんだと思います。
      資格勉強をすることでどういった未来を望んでいるかが明確であれば、やる気のモチベーションはある程度保つことはできます。

      しかし、記憶力の面では年齢とともに厳しくなってきますよね。
      さらに働きながらとなると思うように勉強が進まず、私もそうでしたが、誰もがあせるのは当然なんですよ。

      資格試験は、学校のように点数で順位をつけられるわけではありません。
      70点合格の試験であれば、満点も70点も同じ合格なのです。

      試験勉強中は、基本的な部分は9割、理解できない部分は7割くらいの理解度でいいですし、難問は切り捨てるというのも1つの手です。
      そして、試験1~2か月前からは過去の試験問題があるのであれば、実際の試験時間どおりに計って何回もすることをおすすめします。
      本番で落ち着いて試験問題に集中できることで、普段の実力をちゃんと引き出すことができますからね。

      ということでまとめると、仕事をしていることで思うように勉強が進まずあせってしまう場合のアドバイスは、次の3つになります。

      ①なりたい自分を明確にしてモチベーション維持!
      ②資格試験は満点を目指さなくていい!
      ③過去の試験問題を試験当日さながらに何度も繰り返す!

      私の勤務先では70代の先輩(女性)が、資格更新の試験ではありますが、先日受験され合格しています。
      いくつになっても勉強を欠かさない姿はとてもステキだと思います。

      ひみつのミッキーさんのお役に立てる内容を伝えられたかどうかはわかりませんが、働きながらの資格試験勉強について少しでもヒントになれば幸いです。

      コメントいただきありがとうございました(*´▽`*)