就職・転職を考えたとき、資格を取得することも多いかと思います。
たくさん資格を取得することができ、いざ履歴書に資格を書こうとしたら資格が書ききれなかったといった場合はどうすればよいのでしょうか?
このような場合、「取得資格一覧表」という別紙を履歴書に添えるのも良いでしょう。
しかし、取得した資格がすべて就職・転職に活かせるものとは限りません。
就職したい企業や職種とは関係ない資格を羅列してしまうと、採用担当者が求めている人と違う、何がしたいかよくわからずただの資格マニアな人という印象を与えてしまう可能性があります。
頑張って取得した資格がいかせず、良くない印象を与えてしまうのはもったいないです。
本記事では、取得している資格が多くて履歴書に書ききれない場合、どのように優先順位をつけて資格を書けばいいのかということをお伝えします。
履歴書に資格が書ききれないくらいあるからと何でも書くのではなく、就職・転職したい企業が何を求めているかを知り、採用後、業務に繋がるような資格を優先的に書き、採用に繋げていきましょう。
履歴書に資格が書ききれないときの5つの対処法
履歴書に資格が書ききれない場合はどうしたらいいのでしょうか?
履歴書に資格が書ききれないほどあった場合の対処法を5つあげていきます。
- 企業の募集要項を確認しましょう
- アピールに繋がる資格を書こう
- 資格欄が多い履歴書を選ぼう
- 資格欄の別紙を付けよう
- 職務経歴書を添付しよう
それでは、一つ一つみていきましょう。
①企業の募集要項を確認しましょう
履歴書に資格が書ききれないときの対処法の1つ目は「企業の募集要項を確認しましょう」です。
まず、履歴書に何の資格を書くかを考える前に、就職・転職したい企業の応募要項をよく確認します。
そして、どのような仕事をしてほしいのかを知り、何が出来ると良いかを理解します。
例えば、就職・転職したい企業の応募要項に「簿記2級以上」と書いてあるのに、簿記3級しか持っていない場合には「日本商工会議所簿記検定3級」とだけ書くと募集要項を無視していると思われてしまうかもしれません。
この場合は、「日本商工会議所簿記検定2級の資格勉強中」など、要件を満たすために努力していることを示すことが必要です。
②アピールに繋がる資格を書こう
履歴書に資格が書ききれないときの対処法の2つ目は「アピールに繋がる資格を書こう」です。
就職・転職したい企業の応募要項にある資格ではなくても、持っていたら業務にいかせる資格、また関連する資格がある場合は、関連性のあるものから履歴書に書きましょう。
例えば、就職・転職したい企業の応募要項に「簿記2級以上」と書いてあった場合、「簿記2級」だけでなく、「ファイナンシャルプランナー」や「宅建士」などの資格がある場合は履歴書に書いてアピールましょう。
③資格欄が多い履歴書を選ぼう
履歴書に資格が書ききれないときの対処法の3つ目は「資格欄が多い履歴書を選ぼう」です。
就職・転職したい企業の業務と関係する資格が多く書ききれない場合、履歴書を選ぶ際、資格欄が多いものを選ぶと良いでしょう。
通常の履歴書は資格欄が3~6行のところ、アピカの「資格欄の多い履歴書」は12行と倍以上の資格を書くことができます。
④資格欄の別紙を付けよう
履歴書に資格が書ききれないときの対処法の4つ目は「資格欄の別紙を付けよう」です。
就職・転職したい企業の業務と関係するが履歴書に書ききれない場合、別の用紙にまとめて書いても良いでしょう。
履歴書の資格欄に「別紙参照」と記入し、別紙の見出しに「免許・資格一覧」と書き履歴書に記入する要領で書いていきましょう。
⑤職務経歴書を添付しよう
履歴書に資格が書ききれないときの対処法の5つ目は「職務経歴書を添付しよう」です。
職務経歴書とは、業務経験とスキルを確認するための書類です。
今までどのような仕事を経験し、その仕事からどういう技能・技術を持ち、いかせるかを具体的に採用担当者にわかるように記入します。
就職・転職したい企業の応募要項にある「求める資格」「業務内容」をよく理解し、アピールに繋がる職務経歴書を作成しましょう。
履歴書に書くべき資格と書かなくていい資格がある?
取得した資格がたくさんあるからと言ってすべてを書けばよいというわけではありません。
履歴書に資格を書くことで、就職・転職の採用に効果がある資格とそうでない資格があります。
例えば、IT業界の面接で美容師免許がありますといっても、実際の業務にいかすことはあまりないので効果はあまりないでしょう。
アピールをするのですから、実際の業務に近く役に立つ資格を伝えた方が良いですね。
ここからは、履歴書に書くべき資格と履歴書に書かなくてもよい資格を紹介していきます。
履歴書に書くべき資格4選
履歴書に書くべき資格は次の4つです。
- 国家資格
- 運転免許
- TOEICなど語学系の資格
- MOSなどパソコン系の認定資格
それではみていきましょう。
① 国家資格
国家資格は、志望する業務に関係なくても、過去の職歴の証明にもなるので記載して下さい。
また、同じ国家資格でも複数の級に合格している場合は、上位の合格級のみ記載し、下級は省略可能です。
② 運転免許
自動車の運転免許を持っている場合、必ず記載しましょう。
もしペーパードライバーであったとしても記載した方が良いでしょう。
理由は、営業職など業務上外出が多いため、企業側で運転免許の有無を問われることが多いからです。
一見、運転とは関係なさそうな業種でも意外なところで役に立つこともあるかもしれないので、忘れず記載しましょう。
③ TOEICなど語学系の資格
TOEICは、認知度も高く、英語のスキルを判断する材料として使用されることが多いです。
英語力のアピールのために記載すると有利になりますが、スコアによっては逆効果となる可能性もあります。
業種・業界により評価対象の目安となるスコアを確認し、記載して有利となるか分析した上で判断しましょう。
④ MOSなどパソコン系の認定
資格MOS(Microsoft Office Specialist)などパソコン関係の認定資格は、パソコンを使わない職種の方が少なくなってきており、パソコンスキルのある人材はどの業界でも重宝されるため、記載することをお勧めします。
履歴書に書かなくてもいい資格2選
資格は、やみくもに履歴書に書けばよいのではありません。
資格欄に書かなくてもいい資格もありますので、ご紹介します。
- 「趣味」の認定資格
- 「スポーツ」の級・段
それではみていきましょう。
① 「趣味」の認定資格
「似顔絵検定」「紅茶検定」「神社検定」など趣味で資格を取ることもあります。
業務とは関係しない認定資格は、「趣味・特技」の欄に記入すると良いでしょう。
② 「スポーツ」の級・段
「柔道二段」「サッカー審判員」「スキーインストラクター」などの資格は、業務と関係しない場合、記載しなくても良いでしょう。
「趣味・特技」の欄に記入すると良いでしょう。
業務に直結しなくても、面接の際の話題作りになることはあるかもしれないですね。
まとめ|履歴書に資格が書ききれない場合の対処法で就職に役立てよう
就職・転職を考えたとき、趣味を仕事にしようと思ったときに資格を取得することも多いかと思います。
たくさん資格を取得することができ、いざ履歴書に資格を書こうとしたら資格が書ききれなかったといった場合はどうすればよいのでしょうか?
取得した資格がすべて就職・転職に活かせるものとは限りません。
頑張って取得した資格がいかせず、良くない印象を与えてしまうのはもったいないですね。
履歴書に資格が書ききれないほどある場合の対処法や履歴書に書くべき資格、書かなくていい資格などを紹介します。
- 企業の募集要項を確認しましょう
- アピールに繋がる資格を書こう
- 資格欄が多い履歴書を選ぼう
- 資格欄の別紙を付けよう
- 職務経歴書を添付しよう
- 国家資格
- 運転免許
- TOEICなど語学系の資格
- MOSなどパソコン系の認定資格
- 「趣味」の認定資格
- 「スポーツ」の級・段
資格があるということは、その能力の証明となります。
資格欄には、就職・転職したい企業が何を求めているかを知り、採用後、業務に繋がるような資格を優先的に書きましょう。
採用担当者に好印象を与えられる履歴を作成し、採用を勝ち取りましょう。.
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