簿記3級の取得は、就職活動やキャリアアップを目指している人にとって有利に働きます。
しかし、求人企業によっては簿記3級を履歴書に書かないほうがいい場合と書いたほうがいい場合とあります。
本記事では、履歴書に簿記3級を書くべきかどうか、どのように書くと良いかをお伝えします。
自分のキャリアアップにつながる履歴書の書き方のヒントになるでしょう。
簿記3級を履歴書に書かないほうがいい場合
簿記3級を履歴書に書かないほうがいいのか?書いたほうがいいのか?
答えは状況によります。
次の場合においては、簿記3級を履歴書に書かない方がよいでしょう。
求人募集要項に簿記3級の取得が明記されていない場合
求人募集要項に簿記3級の取得が明記されていない場合、履歴書に簿記3級の取得歴を書く必要はありません。
基本は、記載された条件に合わせた資格を書くことが大切です。
ただし、求人企業の職務で簿記3級が役立つならば、履歴書に記載しておくことで有利になる場合があります。
その他の資格やスキルが求められている場合
求人募集要項に簿記3級の取得が明記されておらず、その他の資格やスキルが求められている場合は、履歴書に簿記3級の取得歴を書く必要はありません。
求人募集要項に明記されたスキルや資格を持っていることを書くことが大切です。
ただし、求人企業の職務で簿記3級が役立つならば、履歴書に記載しておくことで有利になる場合があります。
他の経験や実績が十分にある場合
簿記3級を履歴書に書かなくても良いのは、他の経験や実績が十分にある場合です。
求人企業が求めている経験や実績があれば、簿記3級を履歴書に書かなくても十分有利に働くでしょう。
ただし、求人企業の職務で簿記3級が役立つならば、履歴書に記載しておくことで有利になる場合があります。
簿記3級を履歴書に書いたほうがよい場合
次に簿記3級を履歴書に積極的に書いたほうが良い場合をお伝えします。
求人募集要項にある簿記に3級取得が明記されている場合
求人募集要項にある簿記3級取得が明記されている場合は、履歴書に簿記3級の取得歴を書き、記載された条件に準拠することが重要です。
簿記3級の取得歴を登録することで除外対象として選択肢に立つことができます。
簿記3級の取得が求められる業務がある場合
簿記3級の取得が求められる業務がある場合は、履歴書に簿記3級の取得歴を書くことが必要です。
簿記3級の取得歴を書くことで、業務上に必要なスキルや知識を備えていることを通知することができますので、就職や転職に有利に働く場合があります。
資格欄に別紙を付けた場合
どんな職場でも簿記の知識はあるに越したことはないので、簿記3級取得を履歴書に書くことで不利になるということは少ないです。
しかし、専門職が強い業種の場合は、履歴書に専門職に関する資格を優先的に書くので、簿記3級の取得歴を書くスペースがありません。
その場合は、資格欄に別紙をつけることも可能です。
>>履歴書に資格が書ききれない場合は?書くべき資格と書かなくていい資格とは?
簿記3級の履歴書への書き方について
簿記3級を履歴書に書く場合は、どのように書くのが正しいのでしょうか?
ここでは、簿記3級の履歴書への書き方についてお伝えします。
簿記3級は履歴書にこう書く!
簿記3級と一言で言っても、どの機関が主催の簿記3級なのかによって変わります。簿記3級の履歴書への書き方は、以下のように書くと良いでしょう。
「日商簿記検定3級 〇〇年〇〇月取得」
「全商簿記検定3級 〇〇年〇〇月取得」
「全経簿記検定3級 〇〇年〇〇月取得」
履歴書に書くスペースが十分にあるなら、さらに正式名称で書くとよいでしょう。
「日商簿記検定3級」は「日本商工会議所 簿記検定試験」
「全商簿記検定3級」は「全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験」
「全経簿記検定3級」は「全国経理教育協会主催 簿記能力検定」
簿記3級以上の資格を目指している場合
簿記3級以上の資格を目指している場合は、履歴書にその目指していることを示すことが大切です。
例えば、簿記2級簿取得を目指して勉強中であることは、次のように書きましょう。
例1:「日商簿記検定2級 資格取得に向けて勉強中」
例2:「日商簿記検定2級 〇〇年〇〇月取得予定」
例3:「日商簿記検定2級 〇〇年〇〇月取得を目指しています」
>>履歴書の資格欄!資格勉強中の書き方は?面接で効果的にアピールしよう!
まとめ|簿記3級を履歴書に書かない理由はない!しっかりアピールしよう!!
簿記3級を履歴書に書かない理由はありません。
特に、簿記3級の取得が求められている場合や、求人募集要項に簿記3級取得が明記されている場合は、履歴書に簿記3級の取得歴を明記しましょう。
簿記3級の履歴書への書き方は、取得歴だけでなく、今までどのような業務で簿記3級の知識やスキルを身につけていたかや、今後の資格取得予定なども記載することで、自己アピールすることができます。
ただし、簿記3級の取得が必須となっていない場合や、他の資格やスキル、実績がある場合は、簿記3級の取得歴を記載しなくても問題ありません。
履歴書は自己アピールの場であり、採用担当者に気づいてもらうためのツールです。ただし、履歴書に簿記3級を記載する際には、正式名称で書くことに注意し、今までの積み重ねや今後の成長を採用担当者に印象づけることが大切です。
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