理学療法士の就職は厳しいと言われています。
一番の理由として、近年、理学療法士の増加により需要と供給のバランスが崩れ、飽和状態になっているからではありますが、それだけでしょうか?
本記事では、理学療法士の就職が厳しい理由と、日本中から就職先を見つけることができる求人・転職サービスを紹介します。
理学療法士として、従来の働き方から新しい働き方まで知ることで、厳しいと言われている就職活動を乗り切りましょう!
理学療法士の就職は厳しいと言われる3つの理由
理学療法士は医療系の国家資格で、Physical Therapist(PT)とも呼ばれています。
ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、座る、立つ、歩くなどの基本動作能力の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職になります。
そんな理学療法士の就職は厳しいと言われていますが、その理由は次の3つが挙げられます。
- 理学療法士の増加により飽和状態だから
- 病院だけで探しているから
- 求人に地域格差があるから
一つ一つみていきましょう。
①理学療法士の増加により飽和状態だから
理学療法士の就職が厳しいと言われる理由の1つ目は、「理学療法士の増加により飽和状態だから」です。
2019年に公表された厚生労働省「理学療法士・作業療法士の需要推計を踏まえた今後の方向性について」によると、2040年には人口10万人に対する理学療法士・作業療法士の数は約3倍に増加すると推定されています。
理学療法士・作業療法士は、現時点で供給数は需要数を上回っており、2040年には供給数が需要数の約1.5倍になるといわれています。
毎年1万人前後の人が理学療法士に合格しているため、今後さらに需要と供給のバランスが崩れ、飽和状態が続くとますます就職が難しいと言えるでしょう。
【参考】厚生労働省「理学療法士・作業療法士需給分科会」の資料
②病院だけで探しているから
理学療法士の就職が厳しいと言われる理由の2つ目は、「病院だけで探しているから」です。
日本理学療法士協会の統計情報「会員分布」によると、理学療法士の会員数は約13万人いる中、病院・診療所などの医療施設で約8万5000人が働いています(2021年3月末現在)。
理学療法士の約7割が医療施設で働いているということは、医療施設への需要と供給の割合がともに多いということでしょう。
しかし、今後さらに高齢化が進んでいくため、介護施設や在宅サービスでのリハビリなど医療施設以外の需要も高まってきます。
理学療法士の知識やスキルをいかして、セミナー講師やYouTubeなど、副業を始める方もいます。
将来的に活躍できる場は増えていくことが予想されるため、病院などの医療施設に止まらず、幅広く就職先をみることで、理学療法士の就職が難しい問題は緩和されるでしょう。
③求人に地域格差があるから
理学療法士の就職が厳しいと言われる理由の3つ目は、「求人に地域格差があるから」です。
理学療法士の就職先は病院をはじめとする医療施設が大半を占めています。一般企業と比較すると医療施設は雇用の安定性が高いと言えますが、求人に対して応募が多ければ競争率も高くなります。
特に人口の少ない地域では医療施設が充実していない場所もあり、求人は少なく理学療法士になって地元に戻っても職がない場合もあります。
人口が多いほど医療施設も多いため、地域による求人格差は否めないでしょう。
理学療法士の就職先を見つけるのは本当に厳しい?
理学療法士の就職先を見つけるのは本当に厳しいのでしょうか?
全国展開をしている理学療法士に特化した就職・転職サイトを3つ紹介します。
- PTOTSTワーカー
- PT/OT人材バンク
- ジョブメドレー
一つ一つ簡単に紹介します。
①理学療法士の就職サイト「PTOTSTワーカー」
PTOTSTワーカー は医療福祉業界でサービスを展開している理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚療法士(ST)向けの求人・転職サイトです。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士専門のキャリアアドバイザーが転職サポートとして支援してくれます。
ヒアリングの段階から面接や就職までしっかりサポートしてくれる転職サービスです。
②理学療法士の就職サイト「PT/OT人材バンク」
PT/OT人材バンクはリハビリ求人専門の求人・転職サイトです。
2008年からリハビリ職種専門の人材紹介サービスを行っており、10数年以上の実績があります。
リハビリ職専門の専任キャリアパートナーが転職をサポートするため、現場の生の声を聞くことができます。
③理学療法士の就職サイト「ジョブメドレー」
ジョブメドレーは医療介護に特化した求人を展開しており、求人案件数日本最大級の医療介護求人・転職サイトです。
他の求人・転職サイトのような人材エージェント型ではなく、自ら検索するサーチ型なので、自分のペースでの職探しができます。
エージェントからの電話や催促が苦手、自分で働き口を探したいという方には利用しやすいサービスです。
ジョブメドレーで理学療法士の就職先を探してみよう!
ジョブメドレーでは、医療系求人数業界No.1として、ほぼ全ての医療介護職の求人を取り扱っており、その総数は35万件以上になります。(2021年12月時点)
サービス形態が自分で検索して職を探すというサーチ型なので、気軽に職探しができます。
無料登録すると、自由に職を探せるだけでなく、プロフィールからスカウトメールを受け取ることもできますし、求人・転職は都心だけでなく地方にも強いと言われています。
そう聞くと本当に地方でも求人があるのか?と思いますよね。
サーチ型の求人・転職サービスなので、サクッと調べてみましょう!
都心にも地方にもどのくらい求人件数がある?
早速ですが、ジョブメドレーのサイトを見てみましょう!
理学療法士だけでみると、全体で7,809件あり、東京は1,343件、1番件数が少ないのが島根県で12件です。(2022年5月末時点)
検索は都道府県から選択するだけではなく、雇用形態・給与から選択できたり、特徴から選択できたりします。いろんな探し方ができるので、自分が望む条件の求人情報をみつけやすくなっています。
基本は登録なしでいろいろな求人がみれますが、無料登録しておくと、実際に応募したり、事業所からスカウトされたりと職探しの幅が広がります。
さらに気になる求人を保存(キープ)することもできます。
無料登録をしていない場合は2週間未満の保存(キープ)が可能ですが、無料登録しておくと2週間以上の保存(キープ)が可能になります。
無料登録は60秒でかんたんに終わるので、サクッとしておきましょう。
ジョブメドレーに無料登録してみよう!
求人案件数日本最大級の医療介護求人・転職サイト「ジョブメドレー」の無料登録は、8つの質問に答えるだけでかんたんにできます。
①まずお持ちの資格を選択しましょう。
②希望の働き方を選択します。
③現在の就業状況を選択します。
④名前と読み方を入力します。
⑤お住まいの郵便番号と住所を入力します。
⑥生年月日と性別を入力します。
⑦電話番号を入力します。
⑧メールアドレスとパスワードを入力します。
入力内容に間違いがなければ「無料登録する」を押していただくと登録完了になります。
かんたん60秒で無料登録と書いてありますが、60秒もかからなかったですよ。
理学療法士の就職先はどのくらいある?
ジョブメドレーでは理学療法士の求人件数は7,809件(2022年5月末時点)ありますが、その就職先はどこになるでしょうか?
2022年5月末時点の全体と東京と島根で比較してみましょう。
全体 | 東京都 | 島根県 | |
一般病院 | 308 | 57 | 0 |
訪問リハビリ | 1,430 | 407 | 0 |
デイサービス | 2,874 | 381 | 3 |
介護付き有料老人ホーム | 142 | 43 | 0 |
その他 | 3,055 | 455 | 9 |
前章で、理学療法士は病院をはじめとする医療施設に従事している人が多いと伝えました。
しかし、求人は訪問リハビリやデイサービスが多いですね。
医療施設の求人が少ないという事は、離職率が低いことも考えられますが、訪問リハビリやデイサービスは高齢化に伴い増加傾向でもあるので、求人が増えているということも考えられます。
理学療法士の就職が厳しいと言われていますが、求人情報を見ていくだけでも自分のしたいことがこの職場でもできるんだと新しい発見につながるかもしれません。
まとめ|理学療法士の就職は厳しいと感じるのは自分次第!
理学療法士の就職は厳しいと言われていますが、その理由は次の3つが挙げられます。
- 理学療法士の増加により飽和状態だから
- 病院だけで探しているから
- 求人に地域格差があるから
全国展開をしている理学療法士に特化した就職・転職サイトを3つ紹介します。
- PTOTSTワーカー
- PT/OT人材バンク
- ジョブメドレー
ジョブメドレーでは、医療系求人数業界No.1として、ほぼ全ての医療介護職の求人を取り扱っており、その総数は35万件以上になります。(2021年12月)
サービス形態が自分で検索して職を探すというサーチ型なので、気軽に職探しができます。
無料登録して早速探してみましょう!
コメント