MOSエキスパートを受けてみたい!
実は私、MOSスペシャリストを数年前に取得しています。しかし、持っているMOSスペシャリストのバージョンが古いんです。
私が保有しているMOSはWord2007、Excel2007、Powerpoint2010です。
2017年6月に、MOS2016バージョンを全科目受験できるようになったので、これを機に新しいバージョンを取得したい気持ちになりました。
MOS(Microsoft office specialist)のHPでは、「MOSスペシャリストは一般」、「MOSエキスパートは上級」という位置づけがされています。
そのせいか、初心者がMOSスペシャリストを受け、上級者がMOSエキスパートを受験するイメージがなんとなくあります。
そんなわけで、すでにMOSスペシャリストを持っているんだから、新しく受けるならMOSエキスパートだー!
と思っていましたが、どうやら少し違うようです。
今回は、MOSスペシャリストとエキスパートの違いを調べてみることで、どのように受けるといいのか考えてみました。
上級者向け!MOSエキスパートとは?
MOSエキスパートは、MOSスペシャリストより上級者向けだと、私は今まで自分の中で位置付けていました。
しかし、MOSエキスパートは、Word(ワード)とExcel(エクセル)しかありません。
PowerPoint(パワーポイント)、Access(アクセス)、そしてOutlook(アウトルック) はMOSスペシャリストのみになります。
試験科目 | スペシャリスト | エキスパート |
MOS2016 | Word 2016 | Word 2016 エキスパート |
Excel 2016 | Excel 2016 エキスパート | |
PowerPoint 2016 | ||
Access 2016 | ||
Outlook 2016 | ||
MOS2013 | Word 2013 | Word 2013 エキスパート Part1 Word 2013 エキスパート Part2 |
Excel 2013 | Excel 2013 エキスパート Part1 Excel 2013 エキスパート Part2 |
|
PowerPoint 2013 | ||
Access 2013 | ||
Outlook 2013 | ||
MOS2010 | Word 2010 | Word 2010 エキスパート |
Excel 2010 | Excel 2010 エキスパート | |
PowerPoint 2010 | ||
Access 2010 | ||
Outlook 2010 |
マイクロソフト社のHPには、MOSスペシャリストとエキスパートの違いを次のように紹介しています。
【試験レベルについて】
WordとExcelには、スペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)の2レベルが用意されています。詳細は各試験概要ページの「出題範囲」をご覧ください。
試験科目 |
スペシャリスト(一般)レベル |
エキスパート(上級)レベル |
Word (文書作成ソフト) |
文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解している方 |
スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能、他のアプリケーションソフトからのデータ取り込みなど、Wordでの高度な機能を理解している方 |
Excel (表計算ソフト) |
数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など、Excelでの基本的な操作を理解している方 |
ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則の設定、マクロの作成・編集など、Excelでの高度な機能を理解している方 |
MOSエキスパート=高度な機能を理解している方
やはり、MOSスペシャリストは一般向け、MOSエキスパートは上級向けであることは間違いないようです。
MOSエキスパートが受かれば、MOSスペシャリストのスキルがあることにもなるはずですね!
MOSスペシャリストあってMOSエキスパートにないものがある?
上級向けのMOSエキスパートが受かれば、一般向けのMOSスペシャリストのレベルがあることになるはずですが、そうではないようです。
実は、MOSスペシャリストにあってMOSエキスパートにないものがあります。
MOSスペシャリストとMOSエキスパートでは、出題範囲がほとんど重複していないんです。
そのため、MOSエキスパートを取得してもMOSスペシャリストのスキルを証明することにはなりません。
MOS スペシャリストとMOSエキスパートの両方を取得してはじめて、Word(もしくはExcel)の操作スキルが総合的に身に付いていることを証明することができるのです。
MOSスペシャリストとMOSエキスパートの両方を取得したほうがいい?
MOS スペシャリストとMOSエキスパートの両方を取得してはじめて、Word(もしくはExcel)の操作スキルが総合的に身に付いていることを証明することができるといいました。
では、一般レベルであるMOSスペシャリストと上級レベルであるMOSエキスパートの両方を取得しないことでどんなことが起こるのでしょうか?
MOSエキスパートを持っていると、MOSスペシャリストのスキルも当然あると思われます。
しかし、Wordにおいて「差し込み印刷に関する高度な操作」や「マクロ記録の操作方法」などができるMOSエキスパートレベルの人が、MOSスペシャリストの出題範囲にある「ハイパーリンク機能で文書内を素早く移動したり、文字列を表に変換したりする方法」や、「文字や見出しスタイルの作成や変更の方法」を知らなくて、体裁の良い文書を作成できないとなるとガッカリしますよね。
応用レベルだけでなく基本的な機能や知識の習得は、Wordの利用スキルを証明するための大切なステップになります。
また、Excelにおいて「ピボットテーブルやピボットグラフを使ってデータを分析したり、表示したりする方法」などができるMOSエキスパートレベルの方が、MOSスペシャリストの出題範囲にある「条件付き書式」や「スパークライン」などの機能を知らず、簡単にデータの傾向をみることができないとなると、素早い判断ができませんよね。
基本的な機能や操作に関する知識も習得することで、Excelの習熟度をよりアピールできるようになります。
アプリケーションスキルの習得を自信を持ってアピールするためにも、上級レベルであるMOSエキスパートの前に、しっかりと基礎から学習できるMOSスペシャリストの勉強も必要なんですね。
MOSマスターも魅力的!
MOSエキスパートもMOSスペシャリストも受けるならMOSマスターまで登り詰めたくなります。
MOSマスターとは、同一バージョン内(Office 2016、Office 2013、Office 2010)で所定の4科目に合格した方に贈られる栄えある称号なのです。
MOS試験を受験した方でマスターまで取得された方は、全体の約2%です。
日本の人口15~64歳の方でMOSマスターを認定されている方は、約0.005%です。
MOSマスターは希少価値があると思いませんか?
【MOSのスキルマップ】※MOSのHP参照
MOSマスターのことを詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ~
>>MOSマスターを履歴書に書こう!理由は希少価値のある資格で就職に有利だから
まとめ|MOSエキスパートとスペシャリストの違いを知れば両方ほしくなる!
MOSエキスパートとMOSスペシャリストの違いは「出題範囲」でみると、次のとおりです。
試験科目 |
スペシャリスト(一般)レベル |
エキスパート(上級)レベル |
Word |
文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解している方 |
スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能、他のアプリケーションソフトからのデータ取り込みなど、Wordでの高度な機能を理解している方 |
Excel |
数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など、Excelでの基本的な操作を理解している方 |
ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則の設定、マクロの作成・編集など、Excelでの高度な機能を理解している方 |
MOSスペシャリストとMOSエキスパートでは、出題範囲がほとんど重複していないんです。
そのため、MOSエキスパートを取得しても、MOSスペシャリストのスキルを証明することにはなりません。
MOS スペシャリストとMOSエキスパートの両方を取得してはじめて、Word(もしくはExcel)の操作スキルが総合的に身に付いていることを証明することができるのです。
私は、MOSスペシャリストもMOSエキスパートも両方取りたくなりました。
そして、さらにその先のMOSマスターを目指して幅広いスキルを身につけることが、仕事の効率化を実現させ、自分を高めていけることになると確信しています。
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