勉強机の電気だけで資格勉強をすると眼精疲労につながるってご存じですか?
しかし、勉強机の電気だけで資格勉強すると集中力が増すため、あえて部屋の電気はつけないという声もよくききます。
あなたは勉強するとき
机の電気だけつけますか?
それとも部屋の電気もつけますか?
実は、机の電気と部屋の電気を両方つけることが目に優しいのです。
本記事では、勉強机の電気だけつけると目に良くない理由や勉強にふさわしい電気の明るさについてまとめてみました。
勉強机の電気だけではなく、部屋の電気もつけて勉強することで眼精疲労をやわらげつつ、資格勉強に集中していきましょう。
勉強机の電気だけつけると目に良くない理由
勉強するとき、部屋を暗くして、勉強机の電気だけをつける場合があります。
勉強机の電気だけにする理由は、手元だけ明るくすることにより余計な情報が視界に入らなくなり、集中力が増すためです。
しかしながら、勉強机の明るさと、部屋との明るさに違いがあると、逆に目が疲れを感じやすくなります。眼精疲労が続けば視力低下や頭痛、身体疲労にもなりかねません。
なぜ、勉強机の電気だけつけると目に良くないのでしょうか?
その理由を見てみましょう。
理由①対象物と目の距離があるから
勉強机の電気だけつけると目に良くない理由の1つ目は、「対象物と目の距離があるから」です。
ノートやテキスト、PC等などの対象物と目の距離は、50センチくらい離れているのが理想だと言われています。
誰しも暗いところで何かを見ようとすると、目を近づけて見る習性があります。
机の電気が広範囲を均一な明るさで照らしてくれれば良いのですが、そうとも限りません。
見えにくいところでは対象物と目の距離はおのずと近くなり、目が疲れやすくなるのです。
理由②周囲との明るさの違いがあるから
勉強机の電気だけつけると目に良くない理由の2つ目は、「周囲との明るさの違いがあるから」です。
周囲との明るさが机の上の明るさと違うのは目に良くありません。
明るいところと暗いところを交互に見ようとすれば、目の調節機能が忙しく働くことになります。
目が外から入ってくる光の量を絶えず調節しているところを想像してみてください。
机の電気だけつけて、周囲が暗いというだけでも目を疲れさせているのがわかりますね。
理由③網膜への影響があるから
勉強机の電気だけつけると目に良くない理由の3つ目は、「網膜への影響があるから」です。
目の網膜はカメラで言うところのフィルムに当たります。
網膜は1ミリにも満たない薄さですが、光の刺激を敏感に受けとります。
明るいところでは眩しくないように調節され、逆に暗いところでは少ない情報でも物を見ようと調節しているのです。
明るさに差がある場所では網膜の調節機能に負担がかかるのです。
勉強しやすい部屋の照明とは?
勉強机の電気だけつけるのが癖になっていれば、知らず知らずのうちに眼精疲労を引き起こしている可能性が高いでしょう。
部屋の照明は、眼精疲労の予防のために次の2つを意識してみましょう。
- 机の電気だけでなく、部屋の電気も同時につける
- 適度な明るさがある電気を選ぶ
机の電気だけでなく、部屋の電気も同時につければ、机と周囲の明るさに大きく差がでないため、目に優しい状態になります。
また、適度な明るさがある電気を選ぶことで、眼精疲労を軽減してくれます。
部屋の照明は、なるべく自然光に近い、ほどよい明るさのものを選びましょう。
勉強机の電気を効果的に使うためにできること
さらに、勉強机の電気を効果的に使う方法もあります。
ちょっとした工夫で目に優しく、勉強も集中しやすくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
設置場所を考える
勉強机の電気を効果的に使うために「設置場所を考える」ことにしましょう。
利き手と反対側に机の電気を置くと手の影ができないので、勉強がしやすくなります。
つまり、右利きの人は左側に設置します。
電気のヘッドの位置を頭より高い場所に設置すると、明るさの範囲が広がります。
明るすぎないものを選ぶ
勉強机の電気を効果的に使うために「明るすぎないものを選ぶ」ことにしましょう。
机の電気が明るすぎるのも目に負担となりますので、注意が必要です。
読み書きに適している光温度(※)は「昼白色」と言われています。
「昼白色」は太陽光に近く、身体に馴染みやすいので勉強や読書に向いています。
光が明るすぎると刺激が強すぎて勉強には向きません。机の電気を選ぶときの参考にしてくださいね。
(※)照明などの光源が発する光の色のこと。K(ケルビン)という単位で表記されます。
勉強机の電気を選ぶための3つのポイント
勉強机の電気を効果的に使う方法をもとに、勉強机の電気を選んでみましょう。
ここでは、勉強机の電気を選ぶときに注目して欲しい3つのポイントをご紹介します。
ポイント①光の色
普段あまり意識しませんが、光には色があり、電気も用途によって使い分けられています。
ホテルのラウンジや寝室では夕日のようなオレンジ色の電気が使われ、リラックス効果があります。
逆に、青みがかった強い光は、目覚まし効果があり、オフィスの廊下やショッピングセンターなどで使われたりします。
勉強に最適なのはその中間の色で、自然光に近い色と言われています。
ポイント②光の量と明るさ
電気の明かりから放たれる光の量が適切な電気を選ぶことも大切です。
明るすぎる光は目に負担となって、長時間の勉強には向かないからです。
最近よく普及するようになったLED電気の商品なら300~400lm(ルーメン)が適切な明るさです。
ポイント③便利機能をチェック
机の電気には様々な便利機能があります。
購入の際には、「形状」「アームやヘッドの精度」「明るさ調節機能」の3つのチェック項目を意識してみましょう。
持ち運びしやすい折りたたみタイプ⇩
USB充電タイプでどこでも持ち運びできるタイプ⇩
アームとヘッドの角度が柔軟に変えられるタイプ⇩
昼白色のLEDで目に優しいアームとヘッドの角度が変えられるタイプ⇩
9段階明るさと5色のライトで自分にとってよい明るさを見つけられるタイプ⇩
まとめ|勉強しやすい明るさで集中力アップにつなげよう
周囲を暗くして勉強机の電気だけをつけて勉強をすることは、目に良くありません。
視界に明るいところと暗いところがあると、目の調整機能に負担がかかり、眼精疲労につながってしまうからです。
眼精疲労は視力低下の元にもなります。
パソコンやスマホで日ごろから目を酷使しがちな現代人。
目に優しい環境を作ることはとても大切です。
勉強の時は、机の電気だけでなく部屋の電気もつけるようにしましょう。
机の電気の設置の仕方や、購入するときのポイントを意識するだけでも目の健康に配慮できますので、勉強の集中力アップにつなげていきましょう。
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