簿記2級で転職!未経験者は面接拒否?それでも税理士事務所に転職できたワケ

実務未経験 簿記2級

 

税理士事務所に正社員で転職したい!

でも、求人情報には「経験者求む」の文字

簿記2級を持っていても未経験者は面接すらしてもらえないの?

 

 

私は10年近く前に簿記2級を取得して子供服販売店店員から税理士事務所に正社員で転職しました。

 

当時、私は34歳で、3歳になる子供を幼稚園に預けての再就職でした。

 

ハローワークで求人情報をみますが、どの税理士事務所も「経験者求む」の文字。

 

どの税理士事務所も、簿記2級の資格より経験者としての即戦力が必要だったんです。

 

そんな状況の中でも、未経験者の私を採用してくれた税理士事務所がありました。

 

 

なぜ未経験者の私を採用したのか?

 

 

今回は、未経験者の私でも税理士事務所に採用された理由をご紹介いたします。

 

こんな税理士事務所もあるので、税理士事務所への転職の夢をあなたもあきらめないでくださいね!

 

 

 

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簿記2級を持っていても転職できない現実

面接

 

私は10年近く前に簿記2級を取得して子供服販売店店員から税理士事務所に正社員で転職しました。

 

当時、就職活動で感じたのは、前職が税理士事務所または会社の経理経験者でないと、たとえ簿記2級を持っていても、圧倒的に転職に不利だという現状でした。

 

ハローワークでみる求人情報の正社員採用条件には「簿記3級取得」や「経験者求む」の文字。

 

要するに「簿記2級<経験者」なのです。

 

それって、一度どこかで経理のパート経験積まないと正社員で雇ってもらえないってこと?!

 

そんな馬鹿な!

 

ハローワークのおじさんに食い下がり、いくつか税理士事務所に問い合わせてもらいましたが、未経験者だからという理由で面接すらさせてもらえませんでした。

 

どの税理士事務所も即戦力が必要だったんです。

 

何度かハローワークにいくうちに、求人情報の中で1社だけ「経験者求む」の文字がない会社がありました。

 

藁をもつかむ気持ちで、即、面接!

 

そして、数日のうちに採用決定!

 

めちゃ飛び上がって喜びました。

 

しかし、この税理士事務所はなぜ未経験者の私を採用したのか?

 

私は確かに正社員希望で就職活動していましたが、何度も門前払いされていたため、不思議でなりませんでした。

 

未経験者どころか、34歳と若くもなく、小さい子どもがいる女性を中途採用で正社員に?
(※当時は35歳転職限界説がありました)

 

普通なら躊躇するはず。

 

謎は深まるばかりです。

 

 

 

簿記2級で転職!税理士事務所が未経験者でも雇う理由とは?

初心者

 

ハローワーク求人募集条件に「経験者求む」と書いてある税理士事務所が多い中、この税理士事務所はなぜ未経験者の私を採用したのか?

 

気になりましたので、おもいきって私を採用してくれた税理士の先生に訊いてみました。

 

簿記2級はあっても実務経験が未経験である私を採用してくれた理由をご紹介いたします。

 

未経験者を採用する3つの理由

①未経験者は変な癖がついていない!
パソコンスキルがあれば十分!
③簿記は入社してから取得でもかまわない!!

 

 

未経験者は変な癖がついていない!

 

未経験者は変な癖がついていない。

 

すなわち、実務経験者は変な癖がついているとも言えます。

 

同業他社からの転職だと、例えば「前はこうしていた」「こんなことする必要ない」と前の会社でしていた経験と比べたくなります。

 

もちろん、その経験をもとに「こうするともっと良くなる」という提案は会社のためになります。

 

しかし「なぜこのやり方をしているのか?」「必要な理由は何なのか」という視点をすっとばして、自分の仕事効率化だけを追求し、上司の指示をないがしろにされる方もいます。

 

もちろん、経験者がすべてそうではありません。

 

未経験者でも自分の思い込みで進めてしまい、後で「なんでこんなことをしているの?」となる場合もあります。

 

これは性格ですよね。

 

私も突っ走るほうなので、よく叱られました。

 

一人一人、性格の変な癖はありますが、仕事の変な癖を直すのは大変なので、未経験者のほうが良かったということです。

 

 

パソコンスキルがあれば十分!

 

税理士事務所には「システム関係ならこの人」というパソコンに強い人や「エクセル表を1枚の紙に印刷できない」というパソコンが苦手な先輩もいます。

 

税理士事務所の仕事は、基本的なワード、エクセル操作、システムの理解が必要でないわけではありません。

 

入力作業に関しては、主に会計ソフトを使うので、普通にパソコンができれば十分できる仕事なのです。

 

私は就職活動をしながら、職業訓練でマイクロソフトオフィススペシャリストを取得していたので、採用に繋がったのだと思います。

 

 

簿記は入社してから取得でもかまわない!!

 

税理士事務所で働いている先輩の中に簿記を持っていない人はいます。

 

後輩でも簿記を持たずに入社して、働きながら3級から取得している人はいます。

 

簿記2級をすでにもっていたほうが、仕事の理解度はもちろん早いです。

 

しかし、簿記2級があれば税理士事務所で使える人材かというとそうではないんです。

 

税理士事務所では、税法の勉強が必須です。

 

そのため、入社してすぐ次の4つの税法を学びます。

法人税法
消費税法
所得税法
相続税法

 

税法は他にもありますが、仕事でよく使う4つの税法の勉強し、「巡回監査士補」の資格試験を受けなくてはなりません。

 

「巡回監査士補」とは、中級職員試験のことで、税理士事務所の職員として働くための基礎知識が習得されたと証明する資格です。

 

その上の資格にあたるのが「巡回監査士」ですが、これは上級職員試験です。

 

「巡回監査士補」と「巡回監査士」の資格試験の話はこちらの記事をどうぞ

>>巡回監査士とは?難易度は?試験日3か月前でも間に合う?

 

 

 

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今や簿記の仕訳は読み込む時代

読み込む時代

 

簿記の仕訳は読み込む時代?

 

一体どういう意味でしょうか?

 

実は、簿記の仕訳の実務は「書く→打つ→読む」と時代とともに変化しています。

 

 

簿記の仕訳を「書く」時代

 

昔は仕訳を手で書き、手で決算書など作成していました。

 

簿記を知らないと日々の取引から仕訳を起こせないので、税理士事務所では全く役に立ちません。

 

よって簿記という資格はとても大事です。

 

 

簿記の仕訳を「打つ」時代

 

その後、会計ソフトが普及しました。

 

簿記の仕訳を会計ソフトに入力するようになりました。

 

会計ソフトには仕訳辞書といって毎月必ずある仕訳をボタン一つで入力できる機能や学習機能などもあるため、ある程度簿記の知識があればなんとかなります。

 

簿記よりも会計ソフトを使いこなせるパソコンスキルが必要になりました。

 

 

簿記の仕訳を「読む」時代

 

そして、これからの時代は「フィンテック」で仕訳を読み込む時代です。

 

「フィンテック」とは何かというと・・・

 

意味は、ウィキペディアから引用します。

ICTを駆使した革新的(innovative)、あるいは破壊的(disruptive)な金融商品・サービスの潮流」などの意味で使用される。既存の金融機関が持つ総合的な金融サービスのうち、顧客が必要とする一部の機能のみに特化することで、低コストでサービスを受けることが可能となる。

 

なんのこっちゃですよね。

 

会計の世界で使う「フィンテック」は、簡単に言うと、金融機関やカード会社の取引データーを会計ソフトに読み込んで簿記の仕訳を自動で起こす機能です。

 

もちろん、金融機関やカード会社の取引データがそのまま簿記の仕訳にはなりません。

 

はじめは手直しが必要ですが、会計ソフトに学習機能がついているため、しばらくするとほとんど仕訳を直す必要がなくなります。

 

これは本当にスゴイです。

 

金融機関やカード会社の取引データを読み込んで簿記の仕訳ができてしまうのですから。

 

もちろん、それが適正な仕訳なのかどうかの判断かできる能力も必要ではありますが、AI普及でなくなる仕事の1つに「税理士事務所」がある理由がわかります。

 

ただし、AIでできてしまう部分は、確かに仕事としてなくなる、または縮小されるため、税理士事務所も仕事内容が時代とともに変化しています。

 

したがって、時代の流れに順応できるフットワークを持っていれば、実務が未経験であっても税理士事務所に転職できるというわけです。

 

 

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まとめ

キャリアアップ

 

ハローワーク求人募集条件に「経験者求む」と書いてある税理士事務所が多い中、私が転職できた税理士事務所はなぜ未経験者の私を採用したのか?

 

簿記2級はあっても実務経験が未経験である私を採用してくれた理由は次の3つです。

 

①未経験者は変な癖がついていない!
パソコンスキルがあれば十分!
③簿記は入社してから取得でもかまわない!!

 

 

また、AI普及でなくなる仕事の1つに「税理士事務所」があるように、簿記の仕訳は昔と比べて変化しています

 

簿記の仕訳を「書く」時代

簿記の仕訳を「打つ」時代

簿記の仕訳を「読む」時代

 

とはいえ、簿記の仕訳を書くことがなくなったわけではありません。

 

小さなお店などは、まだまだ現金出納帳とか売掛帳や買掛帳など手書きですからね。

 

記帳代行といって、税理士事務所で会計ソフトに仕訳を入力してます。

 

これもまた、時代とともに縮小されていく仕事ではあります。

 

とはいえ、簿記の基礎である簿記3級簿記2級は税理士事務所では必要な知識です。

 

以前は同じ簿記2級を持っているなら未経験者より実務経験のある人が転職有利でしたが、今の時代はそうではなくなってきています。

 

私は簿記2級を持っている実務経験が未経験でありましたが転職できました。

 

税理士事務所への転職採用条件に「未経験者」による有利不利がなくなる時代になってきています。

 

 

 

 
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