履歴書の資格欄は自己PRできる大切な項目です。
履歴書の資格欄に保有資格を書くことで「私、ここまでのことは出来ます」と就職・転職志望企業に面接でもアピールできます。
また、採用担当者も履歴書の資格欄から次の3つのポイントをみることでしょう。
- 向上心や成長意欲があるか?
- どんなキャリアを身につけているか?
- 仕事に役立つスキルが備わっているか?
そうなると保有資格は出来る限り履歴書に書いておきたいですよね。
では、履歴書に資格勉強中の資格名を書いていいのでしょうか?
答えは「書いてもいい」です。
本記事では資格勉強中の資格名を履歴書にどのように書くのか?ということと履歴書の資格欄の基本の書き方をお伝えします。
採用担当者に向上心や成長意欲があることを自分からアピールしましょう!
資格勉強中の資格名は履歴書にどう書くの?
履歴書の資格欄に書く段階で資格を持っていなくても、資格取得にむけて勉強しているのであれば、次のように書きましょう。
例2:「(資格名)〇〇年〇〇月取得予定」
例3:「(資格名)〇〇年〇〇月取得を目指しています」
このとき注意したいことは、2つあります。
一つめは、資格欄に保有資格を書き1番最後に勉強中の資格を書くこと、二つめは、いくら勉強中とはいえ就職・転職志望企業と全く関連性のない資格は書かないことです。
就職・転職志望企業と関連性のない資格を現在勉強中ですと言われても、採用担当者は「採用後に活かせる企業に面接に行けばいいのに、なぜうちの会社に来たんだろう?」と不安要素を増やすだけです。
やはり就職・転職志望企業に関連性の高い資格を現在勉強中であるほうがアピールポイントが高いですよね。
履歴書の資格欄!5つの基本の書き方
履歴書の資格欄への書き方には、次の5つの基本ルールがあります。
- 資格取得した年月順で書く
- 資格は正式名称で書く
- 取得、合格、修了の違いをわかって書く
- 資格は選択して書く
- 「以上」は書かない
では、ひとつひとつ見ていきましょう。
1.資格取得した年月順で書く
就職・転職志望企業と関連性の高い資格から書いた方がいいとも聞きますが、基本は時系列。資格取得した年月順で書くようにしましょう。
同じ資格で3級と2級と取得している場合は、上位の級のみ書いておきましょう。
ただし取得した時系列で3級も2級も書いても間違いではありません。
2.資格名は正式名称で書く
資格名は正式名称で書きましょう。
例えば「漢検」ではなく「日本漢字能力検定」、「日商簿記」ではなく「日本商工会議所簿記検定」と書きましょう。略称で使用されることの多い資格の代表的なものを一覧にしてみましたので、是非参考にしてください。
~資格の正式名称~
略称 | 正式名称 |
普通自動車免許 | 普通自動車第一種運転免許 |
漢検 | 日本漢字能力検定 |
英検 | 日本英語検定協会 実用英語技能検定 |
日商簿記 | 日本商工会議所簿記検定 |
全商簿記 | 全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定 |
秘書検 | 秘書技能検定 |
MOS | Microsoft Office Specialist |
宅建 | 宅地建物取引士 |
3.取得、合格、修了の違いをわかって書く
資格を正式名称で書いた後はすべて「合格」ではありません。
基本、それぞれの資格などにあわせて「取得」「合格」「修了」と表現するようにしましょう。
「取得」・・・免許証が交付されるもの。運転免許や税理士などその免許がないと業務ができない場合。
また、TOEICなどの点数の場合。
「合格」・・・合格証が交付されるもの。簿記や英検など一定の基準に合格している場合。
「修了」・・・修了証が交付されるもの。研修や講座など一定の基準を修了している場合。
4.資格は選択して書く
基本、保有資格はすべて書きましょう。
しかし、保有資格が多い場合は就職・転職志望企業と関連性が全くない資格をわざわざ書く必要もありません。
逆に保有資格がない場合は「特になし」でもいいですが、勉強中の資格を書くなど、少しでもアピールしておきましょう。
5.「以上」は書かない
学歴や職歴欄の最後には「以上」を書きますが、資格欄の最後には「以上」を書きません。
まとめ
資格を取るために勉強中の場合も、履歴書の資格欄に書くことができます。
例2:「(資格名)〇〇年〇〇月取得予定」
例3:「(資格名)〇〇年〇〇月取得を目指しています」
特に、就職・転職志望企業に関連性の高い資格について勉強中の場合は、是非書くようにしましょう。
採用担当者から「向上心がある」「スキルアップへの意欲がある」と、前向きな姿勢を評価してもらえる可能性が高まりますよ。
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